「悲しい結末になる…」伝説戦士リバウドが古巣の苦境をバッサリ! “メッシなきバルサのキーマン”に挙げたのは?

2020年08月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

後輩メッシの現状に何を想う?

かつてバルサで一時代を築いたリバウドは、古巣の苦境をどう考えているのか。 (C) Getty Images

 かつてバルセロナで10番を背負ったリバウドは、後輩リオネル・メッシが退団の意向を通告したことをどう受け止めたのだろうか。

 自身がアンバサダーとなっている『Betfair』のコラムで、リバウドは「バルセロナ史上最高の選手であるメッシが、退団条項を使ってクラブを去ろうとしているのを見るのは悲しい。だが、双方の話を聞き、何が本当に起きているかを理解しようとしなければいけない」と持論を展開した。

「双方が合意するのが最善の解決策だ。だが、コミュニケーションの仕方から判断する限り、無理解のようなものがあるのは明白だろうから、今後数日で合意に達することはないだろうね」

 さらにリバウドは、「パンデミックでどのクラブも困難に直面しているなか、移籍金を得られずに最大のスターを手放すのは、バルセロナにとって大打撃だ。それが即座の退団の最大の障害になる」と、金銭面の問題の大きさを強調している。

「クリスチアーノ・ロナウドがユベントスに移籍したときは、1億ユーロ(約125億円)の移籍金があった。当時はやや疑問もあったが、今のメッシのことを考えれば、マドリーにとって悪くなかったのだろう。適切なタイミングで良い金額を得たのだからね」
 
 また、元ブラジル代表MFは、「このままなら、メッシのバルセロナとの物語が悲しい結末となる」とも続けている。

「だが、これがサッカーだ。我々が期待するようにはいかないこともある」

 メッシが退団することになった場合、リバウドは「シティが次のクラブとしてベストの選択肢となるかもしれない。33歳だが才能とクオリティーに疑いはなく、まだトップレベルで数年やれると思う。すぐにイングランドで輝けるかもしれない」とコメント。さらに「ジョゼップ・グアルディオラはメッシの能力をよく知っており、すぐに彼をチームに組み込んで、ベストを引き出すための解決策を見つけるだろう」と恩師との共闘を見通した。

「メッシを中心としたチームをつくることも想像できる。彼の才能はいつ、どこでも違いをつくれるし、プレミアリーグで試合に勝つパフォーマンスを生み出せるはずと確信している」

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