【J1採点&寸評】FC東京1-2鹿島|決勝弾のファン・アラーノ以上に評価したいのは…。FC東京ではブラジル人MFが躍動

2020年08月27日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

FC東京──CBの渡辺は最終ラインをまとめきれなかった

【警告】FC東京=A・シルバ(61分) 鹿島=永戸(78分)、三竿(86分)
【退場】FC東京=なし 鹿島=なし
【MAN OF THE MATCH】荒木(鹿島)

[J1リーグ26節前倒し分]FC東京1-2鹿島/8月26日/味の素スタジアム

【チーム採点・寸評】
FC東京 5.5
終わってみればシュートはわずか6本。2失点した後半は攻守ともにチグハグで、不満を残すパフォーマンスだった。


【FC東京|採点・寸評】
GK
33 林 彰洋 6
2失点は悔やまれるも、試合を通しての出来は決して悪くなかった。チームを救う好セーブが複数あった点を強調しておきたい。

DF
4 渡辺 剛 5.5
森重不在の最終ラインをまとめきれなかった。エヴェラウドを抑えきれず、鹿島の攻撃を防げなかった点は反省材料だろう。

6 小川諒也 5.5
ファン・アラーノの対応に苦戦。57分にそのファン・アラーノに決められたシーンでは相手が一枚上手だったが、54分のミスは厳しいと言わざるを得ない。

22 中村拓海 6
13分にアダイウトンへスルーパスを通すなど攻撃面で存在感を発揮。ミスは多かったものの、オウンゴールを誘発したプレーがとりわけ印象的だった。

32 ジョアン・オマリ 5.5
対人プレーで強さを示すも、横の揺さぶりにはいまひとつ対応できなかった。カバーリングの質も森重に比べると……。
MF
7 三田啓貴 6(60分OUT)
セットプレーでは質の高いボールで敵にプレッシャーをかけた。先制点につながる中村へのパスはまさにプロの業。ブラボーだった。

8 髙萩洋次郎 5.5(76分OUT)
22分のアダイウトンへのロングパスは見事。ただ、中盤をコントロールできたかと言えば疑問符が。疲れの色が少し見えた印象だ。

45 アルトゥール・シルバ 6.5
フィジカルの強さを見せつけ、チャンスを演出した47分のプレーには大きな拍手。終盤も質の高いプレーで攻撃を組み立てた。

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