「人生で最もつらかった時に…」ソシエダ移籍のシルバが惜別のメッセージを投稿!シティは“像”の建造を決定

2020年08月18日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「オファーを受けたのは、最高の決断だった」

類まれなテクニックでクラブを長年支え続けたシルバ。(C)Getty Images

 10年を過ごしたマンチェスター・シティに別れを告げたダビド・シルバ。クラブは最大限の敬意でレジェンドをたたえようとしている。

 シティは公式ウェブサイトで、本拠地エティハド・スタジアムにシルバの像を建てることを明らかにした。すでに発表されていたバンサン・コンパニの像とともに、2021年にお披露目予定という。

 チェアマンのカルドゥーン・アル・ムバラクは、クラブ公式サイトで「彼は転機をもたらす選手だった。寡黙なリーダーで、静かに、慎重に動き、アカデミーの若手からトップチームのチームメイトまで、周囲の全員を刺激した」と称賛している。

 さらに像建造の理由については、「彼はチームに、このクラブに、その歴史に、そしてプレミアリーグ全体にすら足跡を残した。そして、今見られるような美しいサッカー哲学を作り上げることに役立ってきた。彼がその始まりだったんだ。ダビドの像を建てることで、彼が素晴らしい選手としてだけでなく、見事な尊厳でこのクラブを代表したアンバサダーとして、我々に素晴らしい時間を与えてくれたことをずっと忘れずにいられるだろう」と話した。

 一方、シルバ本人はSNSで「キャリアと人生に素晴らしい軌跡を残してくれたクラブにお別れを言う時が来た。振り返ってみて、2010年にシティのプロジェクトに参加しようとオファーを受けたのは、最高の決断だった」と加入を決断した際のことを振り返りつつ、以下の惜別のメッセージを送った。
 

「シティと僕は一緒に成長した。この10年で僕はプロとしても個人的にも成長した。多くの勝利とタイトルを祝い、最高の瞬間を経験した。愛する息子マテオが生まれ、激しい雨すらも居心地よく感じるようになっていたんだよ!シティはファンタスティックなファミリーだ。人生で最もつらく、苦しんでいたときに支えて助けてくれたことは決して忘れない。

 それから、キャプテンマークを巻いて、世界最高の選手たちや監督とロッカールームをともにし、最高の幹部たちと近くで仕事できて、本当に楽しかった。いつも素晴らしいファンもずっと支えてくれた。君たちは本当に素晴らしい。

 今後シティがさらに大きな快挙を成し遂げることを願う。遠くからサポートするよ。この忘れられない日々をシティファミリーと分かち合えたことは、本当にうれしかった。ずっと忘れない。すべての市民に大きな抱擁を送りたい」

 これを受け、長年ともに戦ってきたセルヒオ・アグエロは、自身のSNSで「僕たちは君から多くを学んだ。毎日だ。君がシティを大きく、僕たちを向上させてくれた。これまで一緒にやってきて、これほど多くを手にできて光栄だった。さみしくなる」と綴った。

 また、ケビン・デ・ブルイネも「素晴らしい10年を過ごした彼がクラブを去るのを見るのはつらい。一緒にプレーできて光栄だった。今後の幸運を祈っている」と、先輩にエールを送った。

 8月18日、レアル・ソシエダへの加入が発表されたシルバ。10年ぶりに復帰したリーガでどんなプレーを見せてくれるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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