【J1採点&寸評】名古屋6-2浦和|両チームの採点に大きな開きが…53分の出場でも手の付けられない存在だった“4得点男”がMOM!

2020年08月09日 今井雄一朗

名古屋――DF成瀬の攻撃参加は効果的で、成長が感じられた

【警告】名古屋=なし 浦和=汰木(30分)
【退場】名古屋=なし 浦和=なし
【MAN OF THE MATCH】前田直輝(名古屋)

[J1・9節]名古屋6-2浦和/8月8日/豊田ス

【チーム採点・寸評】
名古屋 7.5

前半で5得点を叩き出し、試合を45分でほぼ決定づける快勝。後半の2失点は余計ではあったが、負傷者などでややバタつきながらのコントロールは逆に評価できるか。攻守の緩急の付け方が絶妙だった。
 
【名古屋|採点・寸評】
GK
1 ランゲラック 6

あまりセーブ機会のなかった試合だが、2失点はGKとしては気にするところか。しかしディフェンス陣は安定しており、ビルドアップへの関与も安定していた。

DF
26 成瀬竣平 6.5

攻撃参加も見違えるほどに効果率を上げ、守備では杉本に食い下がる粘り強さも見せた。ポジショニングにも進歩が見られ、成長を感じられるパフォーマンスに。 

3 丸山祐市 6
無失点で終えたかった展開だけに、2失点は反省も多いか。点差を使った試合運びの中では、後方から冷静さをチーム全体に伝えるようなプレーぶりでキャプテンシーを発揮。
 
4 中谷進之介 6.5
丸山以上に声を出し、フォーメーションのイレギュラーな変更にも耐えきった。機を見た攻め上がりでスタジアムを沸かせたりと、目立つプレーでも試合を盛り上げた。

23 吉田 豊 6.5
対人守備で相手の攻め手を削り、スピーディなドリブルの持ち上がりで攻撃に緩急もつけた。3バックに入ってからも最終ラインというよりはSB的に振る舞い、チームの攻めの姿勢を支え抜いた。

MF
8 ジョアン・シミッチ 6.5(53分OUT)

浦和のセンターバック2名の上から叩き込んだヘディングシュートは驚異的。負傷でピッチを去ったが極上のゲームメイクで快勝の礎を築いた。

15 稲垣 祥 6.5
ボール奪取、ビルドアップのリズムキープ、展開力とボランチとしての役割をすべてハイレベルにこなした。相手の出鼻をくじくプレーも多く、彼がいたからこその6得点というところがある。

10 ガブリエル・シャビエル 7(69分OUT)
懸命のリハビリで出場にこぎつけ、流動的なポジショニングから攻撃に幅を持たせた。カウンターでの得点だけでなく2アシストも決め、文句なしのパフォーマンスを披露。
 

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