【J1採点&寸評】仙台2-2札幌|MOMは反撃の狼煙を上げた小柄なテクニシャン!ファインセーブ連発の両GKも高評価

2020年07月19日 小林健志

仙台――攻守の詰めの甘さを改善したい

【警告】仙台=関口(51分)、石原(65分) 札幌=菅(43分)、チャナティップ(48分)、進藤(88分)、宮澤(90+6分)
【退場】仙台=なし 札幌=荒野(32分)
【MAN OF THE MATCH】チャナティップ(札幌)

[J1リーグ5節]仙台2-2札幌/7月18日(土)/ユアスタ

【チーム採点・寸評】
仙台 5.5

シンプルにジャーメイン、道渕、関口らの推進力を使う策が功を奏し、立ち上がりから試合を優位に進め先制に成功。後半追加点も取れたが、その後守備のミスが目立ち、一人少ない相手に劣勢となり同点に追いつかれるもったいない引き分け。攻守の詰めの甘さを改善したい。

【仙台|採点・寸評】 
GK
24 小畑裕馬 6.5

終盤のコーナーキックの失点の場面では一瞬反応が遅れたが、責めきれない失点。むしろ再三のピンチでファインセーブを見せてチームを救ったことで、勝点1を取れたとも言える。

DF
4 蜂須賀孝治 5.5

前半から鋭いクロスボールで決定機をつくることができたが、あと一歩周囲との呼吸が合わず、得点につなげることができなかった。1失点目もチャナティップを止めきれなかった。

16 吉野恭平 5.5
前半は早めにラインブレイクして相手の攻撃陣からボールを奪うプレーが多く、守備を安定させることができていたが、後半相手の反撃が強まるとプレーが後手に回り、長身選手との競り合いでも劣勢だった。
 
13 平岡康裕 5
前半かららしくないパスミスが散見され、ピンチを招く場面が多かった。後半も相手の交代選手に対してのアプローチに苦しんだ。

14 石原崇兆 5.5(81分OUT)
後半、対面のL・フェルナンデスの対応に苦慮し、クロスを上げられ失点に絡み、ファウルで警告を受けるなど精彩を欠き途中交代。攻撃にももう少し絡みたかった。

MF
18 道渕諒平 6

持ち味のドリブルを生かして、再三の決定機をつくり、攻撃にリズムを与えた。ただ、あれだけの決定機をつくれていたら自身でゴールも決めておきたかった。

5 椎橋慧也 6
後半のインターセプトからのミドルシュートは見事。しかし守備では前半からチャナティップに背後のスペースを使われ、終盤劣勢の時間帯は守備にパワーを出し切れず、課題が残った。

7 関口訓充 6.5(57分OUT)
ドリブルでの推進力を生かして、相手陣内に切れ込み、ジャーメインのゴールをアシスト。守備でも球際で奮闘を見せていた。交代後も味方をベンチから大声で鼓舞し続けた。
 

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