【名良橋晃の右SB番付|現役日本人Jリーガー編】仙台の蜂須賀が3位!2位は“センスの塊”、1位は…

2020年06月07日 志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

“今までと違う内田篤人”を見せて再び輝いてほしい

元日本代表の名良橋氏が現役日本人Jリーガーの右SBを番付。昨季横浜の優勝に貢献した松原(左上)、ベテランの内田(右上)、若手の橋岡(右下)、仙台の蜂須賀(左下)など、多士済々な顔ぶれが並んだ。

 リーグ中断中にお届けする特別企画「名良橋晃の右SB番付」。現役時代には平塚や鹿島などで活躍した元日本代表の右SBで、現在は解説業を務める名良橋氏に右SB限定の番付を作ってもらった。前編では、リーグ再開に向けて、現役日本人Jリーガーを対象に選んだランキングを紹介する。

歴代日本人Jリーガー編はこちら

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 良い選手がたくさんいるので、どの右SBも甲乙つけがたく、かなり迷いましたね。見る人によってはいろんな意見があると思いますが、今回はあくまでも"個人的な見解"で選ばせてもらいました。

10位 石原広教(湘南/21歳)
昨季成績:37試合・0得点(福岡[J2])
選出理由
 積極果敢なプレーが魅力的で、疲れ知らずな良い選手。湘南ではウイングバックでの起用ですが、SBもできて、しかも左にも対応できます。昨季は5月から6月にかけて開催されたU-20ワールドカップのメンバーに、最後の最後で落選したなか、レンタル先の福岡で悔しさを糧に奮闘していた。湘南に復帰した今季は、さらに期するものがあると思います。ポテンシャルも十分ですし、今後への期待も加味して選びました。

9位 内田篤人(鹿島/32歳)
昨季成績:10試合・0得点
選出理由
 10年と14年の2度もワールドカップに出場と日本代表の実績があって、欧州クラブではシャルケ(ドイツ)などで活躍してきた。説明不要のレジェンドですね。昨季は怪我もありましたが、コンディションを取り戻せば、まだまだスタメンでプレーできるはず。円熟味が増し、賢い右SBなので、クレバーなプレーで"今までと違う内田篤人"も見せてほしいですね。そうして再び輝き、レギュラーを取り返してほしい想いも込めて。

8位 田中隼磨(松本[J2]/37歳)
昨季成績:31試合・0得点(J1)
選出理由
 鉄人ですね。スタミナがあってハードワークできる点が主な選出理由です。印象に残っているのが2年前、シーズン前のキャンプを見に行ったのですが、体力トレーニングの走力テストで前田大然選手(現マリティモ)とトップを争っていました。しかも平然とした様子だったので「タフだなあ」と。その走力での衰えはまだまだ感じないですね。布啓一郎監督が就任し、4バックとなったなかでも、好プレーを期待しています。

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