ミュラーやレバンドフスキを抜いて貫録トップになったのは? 現地番記者が選ぶ「過去20年のバイエルン・レジェンドTOP10」

2020年04月18日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

貫録のトップになったのは?

12-13シーズンのCL制覇に貢献したメンバーが多数ランクイン。(C) Getty Images

 欧州ビッグクラブでいわゆる"レジェンド"と呼ばれるプレーヤーを、「2000年以降のチームの勝利や発展、タイトルの獲得、クオリティーアップにどれだけ大きく貢献したか」という基準で、現地記者に格付けしてもらった。

 筋金入りのバイエルン通であるパトリック・シュトラッサー記者が選出したレジェンドTOP10は――。

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 この20年の貢献度ではカーンが一番だろう。〝巨人〞の愛称通り、敵に威圧感を与え、勝利への強い意志をほとばしらせた守護神だった。14
年間に渡って定位置を確保し、00-01シーズンのCL制覇のほか、8度のブンデス優勝に大きく貢献。22年からはルムメニゲの後任としてCEOに就任する。

 2位は下部組織出身で13年間プレーしたシュバインシュタイガーだ。3冠を達成した12-13シーズンにはキャリア最高のパフォーマンスを披露。長年中盤のリーダーに君臨した。

 現クラブのアイコン的存在のミュラーが3位。神出鬼没な動きでゴール前に顔を出し、この10年近くコンスタントに得点に絡み続けている。公式戦通算186アシストはクラブ歴代1位の記録だ。
 レバンドフスキは、間違いなくゲルト・ミュラー以降では最高の点取り屋だ。とくに今シーズンはその偉大な先達の記録に迫るペースでゴールを量産している。13年の3冠を最後尾から支えたノイアーは、ピークを過ぎた現在でも多くの専門家から世界最高と評される偉大なGKだ。

 左右のSBだけでなく、時には中盤でも質の高いプレーを披露したのがラーム。CL通算112試合出場は、ドイツ人史上最多だ。エッフェンベルクは、00-01シーズンのCL優勝時のキャプテンで、強烈なリーダーシップを発揮した。

 昨シーズンでチームを去った〝ロベリ〞も忘れてはいけない。リベリは緩急自在のドリブルで左サイドから切り崩し、13年にはUEFA欧州最優秀選手賞を受賞。ロッベンは同年のCL決勝で、宿敵ドルトムントから終了間際に決勝弾を奪う大仕事をやってのけた。ブンデスで4年連続15ゴール以上をマークしたマカーイもチームの得点源として十分な働きを披露した。
 

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