文句なしの1位は規格外の得点力を誇ったMF! 現地番記者が選ぶ「過去20年のチェルシー・レジェンドTOP10」

2020年04月19日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

モウリーニョ第1次政権のメンバーがずらり

アブラモビッチ時代の主力が大半の中でゾーラ(左下)の存在が際立つ。(C) Getty Images

 欧州ビッグクラブでいわゆる"レジェンド"と呼ばれるプレーヤーを、「2000年以降のチームの勝利や発展、タイトルの獲得、クオリティーアップにどれだけ大きく貢献したか」という基準で、現地記者に格付けしてもらった。

 スポーツサイト『ジ・アスレティック』のドミニク・ファイフィールド記者が選出したチェルシーのレジェンドTOP10は――。

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 アブラモビッチがオーナーに就任した03年以降の主力が、やはり貢献度トップ10の大半。1位は文句なしでランパードだ。どんな指揮官からも絶大な信頼を集め、在籍13年間で歴代最多の211ゴールとMFとしては規格外の決定力を見せた。昨夏からはご存知の通り監督としてチームを率いている。

 次点は力強いポストプレー&フィニッシュで前線を支えたドログバ。12年のCL決勝では、後半終了間際に起死回生の同点ゴールを挙げ、PK戦でもラストキッカーとしての仕事をきっちり果たすなど、クラブ史上初のビッグイヤー獲得の立役者となった。

 3位のゾーラは、今回唯一のアブラモビッチ時代以前の小兵ファンタジスタ。美しい足技でサポーターを魅了し、クラブの価値を大きく高めた。

 僅差で4位としたのが、下部組織出身のテリーだ。堅実かつ闘志溢れる守備で最終ラインを支え、13年間に渡って主将も担い多国籍軍団をまとめた。退団から約3年の時が経った今でも、本拠地スタンフォード・ブリッジには「JTキャプテン、リーダー、レジェンド」の横断幕が掲げられるほどの存在だ。
 
 5位のアザールは2010年代で最強のエースだ。鋭いドリブルを武器に
プレミアやELにおけるタイトル獲得の立役者となった。6位のチェフはクリーンシートがクラブ史上最多の228回と抜群の安定感を誇った。

 7位のマケレレは、粘着質なディフェンスで中盤を支えたモウリーニョ第1次政権の「影のMVP」だ。豊富な経験を元にCB&キャプテンとしてのイロハをテリーに叩き込んだ功労者が、8位のデサイーだった。

 9位のA・コールと10位のイバノビッチは、長らく両SBに君臨。前者は攻撃力、後者は守備力が傑出していた。

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