19歳FWのクラシコ最年少弾でマドリーがバルサを撃破! 8試合ぶりに宿敵に勝利し、首位に再浮上

2020年03月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

両軍とも流動的な4-3-1-2を採用

71分に文字通り値千金のゴールを決めたヴィニシウス。(C) Getty Images

 現地時間3月1日、レアル・マドリー対バルセロナの「エル・クラシコ」が、前者の本拠地サンティアゴ・ベルナベウで開催された。

 首位のバルサが勝点55、2位のマドリーが同53、2ポイント差で迎えた文字通りの首位攻防戦となった。

 ホームでのクラシコは4連敗中のマドリーは、流動的な4-3-1-2を採用。GKにティボー・クルトワ、最終ラインは右から、ダニエル・カルバハル、ラファエル・ヴァランヌ、セルヒオ・ラモス、左SBはフェルラン・メンディではなくマルセロ。中盤は、アンカーにカゼミーロ、インサイドハーフにフェデリコ・バルベルデとトニ・クロース、トップ下にイスコ、2トップは、カリム・ベンゼマとヴィニシウス・ジュニオールを起用した。

 一方のバルサも同じく4-3-1-2を採用。GKはマルク=アンドレ・テア・シュテーゲン、4バックは右からネウソン・セメド、ジェラール・ピケ、サミュエル・ウンティティ、そして故障で欠場が濃厚視されていたジョルディ・アルバ。中盤は、アンカーにセルヒオ・ブスケッツ、インサイドハーフにフレンキー・デヨングとアルトゥール、トップ下にアルトゥーロ・ビダル、2トップはリオネル・メッシとアントワーヌ・グリエーズマンを配した。

 序盤にペースを握ったのは、公式戦2連敗中のマドリー。スコアレスドローに終わった12月18日の対戦(第10節)と同様、守備時はマンマークでバルサのビルドアップを封じ、ボールを奪うとテンポ良くボールを回して、敵ゴールに迫る。15分にはヴィニシウスのパスをエリア内で受けたクロースが狙うも、枠を大きく外してしまう。

 バルサに最初のシュートチャンスが訪れたのは21分。メッシが左サイドに展開し、ジョルディのグラウンダーのクロスにグリエーズマンがダイレクトで合わせるも、ミスショットで好機を逃す。

 この時間帯から徐々にアウェーチームが主導権を握り、30分にビダル、グリエーズマンと繋いで、メッシが右足でシュートを放ったが、GKクルトワの正面を突く。その4分後にもグリエーズマンのパスに呼応してアルトゥールが前線に飛び出し、クロースを振り切ってクルトワと1対1となるも、ファインセーブに防がれる。
 

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