「セリエA10番の歴史」動画が秀逸だ!プラティニ、マラドーナ、バッジョ、トッティなどが登場

2020年02月05日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「サッカーの歴史において、これだけ象徴的なナンバーはない」。

動画内に登場するマラドーナ(左上)プラティニ(右上)、バッジョ(左下)、トッティ(右下)。(C)Getty Images

 サッカーのエースナンバーである「背番号10」は、イタリアでとりわけ神格化された番号だ。守備重視の国だからこそ、攻撃では主に10番を背負うファンタジスタが極めて重要な位置を占めてきた。
 
 そんな歴史もあってだろう。セリエA公式YouTubeがこの度、『The Best Series A 10s』という動画を公開。「サッカーの歴史において、これだけ象徴的なナンバーはない」というナレーションでスタートする映像には、セリエAを彩ったナンバー10たちの妙技が次々と紹介されている。
 
 まずは「ファンタジスタの始祖」と謳われ、1969年にはバロンドールを受賞したジャンニ・リベーラ(元ミラン/元イタリア代表)をはじめ、トップ下ながら3度のセリエA得点王に輝いたミシェル・プラティニ(元ユベントス/元フランス代表)、ほぼ独力でナポリをスクデットに導いたディエゴ・マラドーナ(元ナポリ/元アルゼンチン代表)など、1980年代までのヒーローたちがスーパーゴールを披露する。
 
 さらに90年代以降の外国人スターとして、ポール・ガスコイン(元ラツィオ/元イングランド代表)、マヌエル・ルイ・コスタ(元フィオレンティーナ、ミラン/元ポルトガル代表)、ヴェズレイ・スナイデル(元インテル/元オランダ代表)などが登場。またカカ(元ミラン/ブラジル代表)も、「彼は22番を好んだが、実質的に10番の役割を担った」として特別選出されている。
 
 また、ロベルト・バッジョ(元ブレッシャなど)、アレッサンドロ・デル・ピエロ(元ユベントス)、フランチェスコ・トッティ(元ローマ)という「イタリア人ファンタジスタの系譜」も要注目。とくにバッジョは貴重なフィオレンティーナ時代やユベントス時代の映像が紹介されており、ファンには溜まらない内容だ。
 
 さらに現代のナンバー10として、ユベントスの10番を背負うパウロ・ディバラ(アルゼンチン代表)をはじめ、現在セリエAでアシスト王に君臨するルイス・アルベルト(ラツィオ/スペイン代表)、リーグ最強の攻撃力を誇るアタランタの攻撃陣を牽引するアレハンドロ・ゴメス(アルゼンチン代表)などが紹介されている。
 
 オールドファンはもちろん、ほとんどの名手をリアルタイムで知らない若いサッカーファンにも、是非ともチェックしてもらいたい秀逸の動画だ。

【動画】「セリエA10番の歴史」はこちら!
 
構成:ワールドサッカーダイジェスト編集部
 

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