【C大阪|新体制】豊川、小池らを加えスケールアップ!ソウザ退団の備えも

2020年01月12日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

レフティ不足の課題も改善

始動記者会見に参加した監督と選手。前列左から小池、坂元、島村、ロティーナ監督、吉馴、喜田、豊川。後列左から松本、藤尾、西尾、田平、西川。写真:田中研治

 セレッソ大阪は1月12日、チーム始動記者会見を開催。6年ぶりに戻ってきた梶野智チーム統括部長、森島寛晃社長、ロティーナ監督、新スタッフ、そして今季の新加入選手18名のうち、ベルギーのオイペンから加入した豊川雄太、モンテディオ山形から加わった坂元達裕ら11名が登壇した。

 今季の目標は「来季ACL出場権と、まだ果たしていないリーグ優勝」(森島社長)だ。ルヴァンカップと天皇杯を制した17年シーズン以来タイトルからは遠ざかっているが、ロティーナ監督が就任した昨季は、5位と好成績を残した。当然今季は、さらなる高みを見据える。

 ロティーナ監督は「順位の目標を決めるのは好きではない。グラウンドで示していきたい」と明確にリーグ優勝を明言はしていないが、「昨年はこのクラブに新たなフィロソフィーを導入できた。満足している。今年はそのプレーモデルを改善し、向上していく」とさらなるスケールアップを目論んでいる。

 悲願達成に向けチーム編成も「満足したものになっている」(梶野チーム統括部長)。昨季レギュラーの放出は水沼宏太(→横浜)のみにとどめた一方で、ベルギーで研鑽を積んだ豊川、同じくベルギーのシント=トロイデンに在籍し、昨夏からはレンタル先の鹿島アントラーズでリーグ14試合に出場した小池裕太、山形でJ2リーグ42試合・7得点とブレイクしたドリブラー坂元らを加え、層を厚くした。
 
 目立つのが左利きの選手だ。レンタルバックを除く6人のうち小池、坂元、島村拓弥、田平起也、西川潤の5人がレフティ。梶野チーム統括部長は「昨季は左利きが少なかった」と個人的に抱いていた課題も解決した。

 さらにサウジアラビアのアル・イティファクへの移籍が噂されるブラジル人MFソウザの退団に備え、新たな助っ人ボランチの獲得も視野に入れているという。

 スケールアップを遂げた桜軍団にとって、ロティーナ体制2年目は真価が問われるシーズンとなる。

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)

【C大阪 新体制PHOTO】豊川、坂元など18人の新加入選手のうち11名が登壇!!

 

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