【U-23アジア選手権|採点&寸評】日本1-2サウジ|守護神の奮闘も痛恨のPK献上…終盤の戦略の意図が曖昧に

2020年01月10日 飯尾篤史

立ち居振る舞いに風格が出てきた守護神

日本のスターティングメンバー。パフォーマンスにも明暗が分かれた。

【日本代表・総評】
5.5
 立ち上がりからがっぷり四つに組合い、15分過ぎからペースを掴む。シャドーまでは鮮やかにボールが入ったが、そこから先を攻略できないでいると、これまで手を焼いていた7番のガリーブと10番のアルフライフに崩され、後半開始早々に失点。その後、立て続けにチャンスを作り、食野の同点ゴールでリバウンド・メンタリティを見せたが、最後の最後でミスから失点。1−1で終わらせるのか、逆転を狙うのか、その共通理解が行き届いていたか疑問。

【個人採点・寸評】
GK
12 大迫敬介 7
前半に訪れた二度のピンチも抜群の反応でセーブ。立ち居振る舞いに正GKとしての風格が漂ってきた。


DF
3 渡辺 剛 5.5
シャドーの10番、7番に手を焼き、裏を取られるのを恐れて距離を置いたのがマイナスに働いた。後半は持ち直した。

15 岡崎 慎 6
相手の1トップをかわして抜群のタイミングでボランチに縦パスを入れた。ただし、対人プレーではやや劣勢に回る場面もあった。

20 古賀太陽 5
縦へのアプローチは迫力があり、スルーパスも通した。それだけに勝ち越しゴールに繋がるパスミスは痛恨だった。
 

次ページ両シャドーは好調な動き。食野は軽快なステップで相手守備を切り裂く

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