インテルから強奪! ユベントスが超逸材レフティーを最大55億円で獲得

2020年01月03日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

インテルが交渉を進めていたが…。

ユベントス移籍が決まったクルセブスキ。(C)Getty Images

 ユベントスが現地時間1月2日、スウェーデン代表MFのデヤン・クルセブスキを獲得したことを発表した。2024年6月までの4年半契約で、保有権を持つアタランタに払う移籍金は総額4400万ユーロ(約55億円/個定額3500万ユーロ+ボーナス900万ユーロ)。今シーズン一杯は引き続きパルマにレンタルされ、来シーズンからの加入となる。
 
 現在19歳のクルセブスキは、アタランタの下部組織出身で、昨シーズンにトップチーム・デビュー。今シーズンは夏からパルマにレンタルに出され、右ウイングと偽のCFを担ってここまで17試合・4得点・7アシストと大ブレイク。テクニックとフィジカル、さらに状況判断に優れたレフティーの超逸材だ。
 
 今シーズンの活躍を受けて移籍市場でも人気銘柄となり、ユベントス、インテル、マンチェスター・U、チェルシーなどが獲得に乗り出す。とくにインテルは素早く動き、保有元アタランタと移籍金3500万ユーロで話を進めていた。
 
 ただ、『スカイ・イタリア』の移籍専門記者であるジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によれば、インテルは予算不足で来年度(7月1日以降)の支払いを望むも、逆に収支的にアタランタは今年度中(6月30日まで)の売却を希望。そこに付け込んだユベントスは、個定額3500万ユーロ+ボーナス900万ユーロというそれ以上の即金オファーを出して強奪した格好だ。
 
 昨夏のCBマタイス・デリフト、さらに獲得後すぐにローンに出した左SBルカ・ペッレグリーニ(現カリアリ)とCBクリスティアン・ロメロ(現ジェノア)に続き、またしてもクルセブスキという超逸材を支配下に置いたユベントスは、世代交代に向けた動きを着々と進めている。
 
構成:ワールドサッカーダイジェスト編集部
 

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