【J1採点&寸評】名古屋3-0神戸|フィッカデンティ采配ズバリ!MOMは2G1Aと八面六臂の活躍を見せたレフティ!!

2019年11月11日 今井雄一朗

名古屋――シュート5本で3得点の効率の良さ

【警告】名古屋=長谷川(49分)、シミッチ(81分) 神戸=なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】前田直輝(名古屋)

[J1リーグ31節]名古屋3-0神戸/11月9日/豊田

【チーム採点・寸評】
名古屋 7

フィッカデンティ監督が用意した神戸対策が見事にはまり、シュート5本で3得点という効率の良さも手伝って試合展開にも堅実さがあった。残留に向けて大きな勝点3を手にしただけに評価は高い。

 
【名古屋|採点・寸評】
GK
1 ランゲラック 6.5

際どいセービングはそれほどなかったが、後半の大崎のヘッドに好反応を見せて無失点で切り抜けた。相手のクロスやフィードの処理も的確で、最後尾から勝利をお膳立て。

DF
6 宮原和也 6.5

前体制のごとき攻め上がりを披露しつつも、相手のサイド攻撃を潰しまくった。イニエスタらの嫌らしいドリブル突破にも冷静な対応を見せ、ピンチを未然に防ぐ出色のパフォーマンス。

20 中谷進之介 6.5
ビジャや古橋などシュート力のあるストライカーたちへの警戒心をプレーで表現し、丸山とともに鉄壁をゴール前に築いた。

17 丸山祐市 6.5
次々と上がってくるクロスを着実に跳ね返し、身体を張ったシュートブロックでピンチに立ちはだかった。守る時間の多い試合で、味方を鼓舞する精神的支柱としての役割も。

36 太田宏介 6
負傷明けでややプレーに精彩を欠く場面もあったが、攻守にハードワークを見せて勝利に貢献。セットプレーのキッカーとして先制点の起点となっただけでも価値は大きい。

MF 
2 米本拓司 7

とにかく守備で突出した存在感を見せた。ボールへのプレッシャー、ディフェンスラインのカバーリングともに運動量がすさまじく、かつ90分間落ちることがなかった。

21 エドゥアルド・ネット 6.5(68分OUT)
縦に速すぎていたチームを落ち着かせ、少ないマイボールの時間を有効活用するゲームメイク。5本のシュートで3得点を奪えたのも、リズムよく攻撃ができていたからだ。

MF
29 和泉竜司 7

最終ラインでサイドのディフェンスを担当しながら、攻撃時にはサイドの起点として最前線へ。ボールキープの担い手としても重宝され、追加点まで奪えば大活躍としか言いようがない。
 

次ページ名古屋――戦術の浸透度が上がり、相手への対策も決まる。

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事