【浦和|採点&寸評】鹿島の勝負強さに屈する…退席処分の大槻監督は厳しく採点

2019年11月01日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

浦和――橋岡は精力的に働いたが、関根は持ち前の突破力を披露できず

【警告】浦和=杉本(62分) 鹿島=クォン・スンテ(90+4分)
【退場】浦和=なし 鹿島=なし
【MAN OF THE MATCH】セルジーニョ(鹿島)

[J1リーグ30節]鹿島1-0浦和/11月1日/カシマ

【チーム採点・寸評】
浦和 5

前半からタイトなマークに苦しみパスミスを繰り返し、徐々にペースを相手に明け渡す。最後までリズムを掴めないまま、後半に勝ち越し点を献上した。

【浦和|採点・寸評】
GK
25 福島春樹 5.5

ACL決勝第1戦(正GK西川が出場停止)を見据えて起用され、J1初出場を果たす。72分には土居のシュートを止めるも、そのこぼれ球をセルジーニョに押し込まれ、悔しい失点。

DF
2 マウリシオ 5

前半はゴール前で身体を張って相手の攻撃に対応。後半は冷静さを欠いてラフプレーを繰り返したのが悪印象だった。

5 槙野智章 5.5
こぼれ球への反応がわずかに遅れ、セルジーニョにゴールを許す。それまで大きなミスはなかっただけに、残念だった。

31 岩波拓也 5
24分の杉本へのフィードは見事だったが、それ以外では雑なプレーが目につく。自身のJ1通算150試合目を勝利で飾れなかった。
 
MF
8 エヴェルトン 6

シャドーの動きを見定めた的確なポジショニングが光り、ボールロストもほとんどなかった。もっとゴールに仕掛ける姿勢があれば、より脅威になったはず。

27 橋岡大樹 6
精力的に右サイドをアップダウンして攻守に働き、球際で懸命に戦った。同じ東京五輪世代の町田とのマッチアップは見応えがあった。

29 柴戸 海 5(77分OUT)
前半は精力的に中盤を動き回り、パスコースを遮断し続けたものの、後半にやや息切れ。相手にプレースペースを与えてしまった。

41 関根貴大 5(68分OUT)
守備となれば最終ラインまで素早く戻り、奔走。ただし、うまく距離感を保つ永木の対応に苦戦し、持ち前の突破力は鳴りを潜める。

次ページ浦和――途中出場の興梠も流れを変えられず

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事