「最も難しい決断だった」“残留の切り札”スサエタがG大阪入りの理由、日本での生活を明かす!【単独インタビュー】

2019年10月04日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

日本行きが決まった後、イニエスタからメールが

笑顔を交えながら、丁寧に質問に答えてくれたスサエタ。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 J1残留争いを強いられているガンバ大阪が、いわば切り札として獲得したのがマルケル・スサエタだ。

 スペインの名門アスレティック・ビルバオでクラブ歴代5位となる公式戦507試合に出場した元スペイン代表MFは、まだ31歳。欧州の第一線で活躍するだけの力がありながら、なぜ遠い異国の地での挑戦を選んだのか――。

『サッカーダイジェスト』の単独インタビューで、Jリーグ入りを決断した理由や、新天地での1か月を語ってくれた。

 インタビュー全文は、10月10日(木)発売の『サッカーダイジェスト』に掲載予定だが、ウェブ版としてその一部を先行してお届けする。
 
――私も一度ビルバオを訪れましたが、素晴らしい街でした。離れるという選択に迷いはなかった?

「これまでのキャリアの中で、最も難しい決断だったのは間違いありません。ただ、いくつかオファーがあったなかで、ガンバを選ぶのに迷いはありませんでした」

――アルレティック・ビルバオから契約延長の打診があったというのは、事実ですか?

「更新の話はたしかにありました。断った理由はいくつかありますが、恩のあるクラブに誤解を与えたくないので、ここで話すのはやめておきましょう。離れると決めた以上、それはもう過去のことですから」

――日本でプレーしようと思った理由は?

「まずいろいろと情報を仕入れていくなかで、Jリーグのレベルが高いという意見が多かったのがひとつです。文化や食事などの面でも、日本は魅力的でした」

――日本でプレーしているスペイン人選手に相談はした?

「直接は話しませんでしたが、第三者を通じて情報は入ってきました。みんなレベルが高いと言っていたので、プレーしてみたいと」

――(アンドレス・)イニエスタ選手も一足先にヴィッセル神戸でプレーしています。

「彼とはスペイン代表で一緒にプレーしたので、日本に来ることが決まった時、『ようこそ』とメールをくれました。世界のトップ中のトップの選手ですし、スペインでは歴史に名を残すベストプレーヤーのひとりです」

――日本で会う機会はありましたか?

「まだないですね」
 

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