【セルジオ越後の天国と地獄】喜ばしいレッズ対ガンバの「決勝戦」

2014年11月20日 週刊サッカーダイジェスト編集部

ライバルが勝負どころで勝てず、今の状況に。

残りの対戦相手を見ればガンバがやや有利か。レッズを直接叩けば、あるいは……。(写真は今季の開幕戦。結果は1-0で浦和が勝利) (C) SOCCER DIGEST

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※週刊サッカーダイジェスト12.2号(11月18日発売号)より
 
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 代表ウィークが明けて再開する今週末のJ1リーグは、優勝を争うレッズとガンバの直接対決がある。まさしく大勝負だよね。「東西の横綱」が復活するかしないかというゲームだと思うよ。
 
 リーグ戦だけど「決勝戦」と言ってもいいくらいで、日本はこういう試合は盛り上がるよね。それ以前はどうかというと、物足りなさはどうしても拭えないけど。
 
 ここまでの優勝レースに関して言えば、首位に立つレッズが頭ひとつ抜け出した感はあったかもしれないけど、そこまで大きな差があったわけではないよね。ライバルチームが勝手に脱落していった、そんなイメージだ。
 
 争うべき相手が勝負どころで勝てなかったから、今のような状況になったと思う。サンフレッチェは2連覇した頃の強さを失ってしまったし、勝てそうで勝てないフロンターレは今回も変わらなかった。アントラーズもレイソルもそこまで伸びてこなかった。その隙を突いてガンバが上がってきたということだろうね。
 
 そうは言っても、リーグ制覇を目前とするレッズが、ホームにガンバを迎え撃つという、大一番であることは間違いない。レッズのサポーターは久々の歓喜を心待ちにしているだろうし、ガンバからすれば同じグラウンドでつい先日、ナビスコカップを制しただけに、良い感触が残っているはず。残り試合の対戦相手を見れば、ガンバのほうがやや有利かなと思うから、ここでレッズに勝てば……。
 
 いずれにしても、これで少しでもJリーグが話題になれば、喜ばしいことではあるよね。

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