コパ・アメリカで問題発言のメッシ、3か月の出場停止処分に!W杯予選への影響は?

2019年08月03日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

1週間以内に異議を申し立てられる

先のコパ・アメリカでは辛辣な発言を繰り返したメッシ。それだけ思入れが強かったのだろうが……。(C)Getty Images

 大会の正当性を疑問視する言葉を口にしたのだから、処分は覚悟のうえだっただろう。

 南米サッカー連盟(CONMEBOL)は8月2日、バルセロナに所属するアルゼンチン代表のリオネル・メッシに、5万ドル(約550万円)の罰金と3か月の出場停止処分を科すことを発表した。『ESPN』などが報じている。

 メッシにとって悲願である代表でのメジャー大会優勝を目指し、ブラジルで開催されたコパ・アメリカに臨んだアルゼンチンだったが、準決勝で宿敵ブラジルに屈した。試合後、メッシはビデオアシスタントレフェリーの介入がなく、PKが与えられなかったことなど、判定への怒りを口にする。
 
 そして迎えたチリとの3位決定戦、メッシはガリー・メデルと小競り合いを起こしてレッドカードを出され、一発退場に。チームは勝利し、3位の座を手にしたが、メッシは「汚職の一部になる必要はない」と運営側を糾弾した。

 メダルの受け取りを拒んだメッシは、さらに「僕らに対する敬意を欠いた」、「ブラジルの優勝が決まっている大会」と、開催国ブラジルのために仕組まれた出来レースだったと不正を訴えた。

 物議を醸した発言に、CONMEBOLは罰金と3か月の出場停止という処分を選んだ。1週間以内に異議を申し立てられるが、処分が決まれば、メッシは9月や10月の親善試合に出場できない。

 ただ、2022年のカタール・ワールドカップに向けた南米予選は、2020年の3月から始まるため、処分の影響はないのは不幸中の幸いだった。ただし、チリ戦のレッドカードで1試合の出場停止となるため、W杯予選の初戦に出場することはできない。

 厳しい言葉で批判したCONMEBOLからの処分に、メッシは何を思うのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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