日本の“夢”を阻んだデ・ブルイネはやっぱりハンパなかった! 1G1Aの活躍で横浜ファンの度肝を抜く

2019年07月28日 羽澄凜太郎(サッカーダイジェストWeb)

グアルディオラも絶賛した大活躍

異彩を放ったデ・ブルイネ。そのプレーはロシア・ワールドカップでの日本戦を想起させた。 写真:田中研二

 7月27日に日産スタジアムで開催された「EUROJAPAN CUP」は、マンチェスター・シティが横浜F・マリノスを3-1で破った。

 リスクを冒したポゼッションを得意とする攻撃的なチーム同士の対戦で、"異彩"を放ったのは、シティのケビン・デ・ブルイネだ。

 18分にベルナルド・シウバのスルーパスを敵エリア内右で受けてから左足での強烈なシュートでニアサイドを打ち抜いて先制ゴールをゲットすると、同点とされた40分にカウンターから中央を突破。最後は、相手CBの間を射抜く絶妙なスルーパスをスターリングへと通して、勝ち越し点を呼び込んだ。

 疲労も考慮され、74分にお役御免となったものの、得点シーン以外にも、ギアを一気に上げる独特なドリブル突破から幾度となく決定機を生んだデ・ブルイネのプレーには、横浜のスタンドも「オォー!」と沸き返り、その度に千両役者が何たるかを感じさせた。
 
 試合後、グアルディオラは、「タフで、あらゆる面で厳しかった」とゲームを総括したうえで、28歳のベルギー代表MFを次のように称えた。

「彼はまた偉大なプレーを体現してくれた。それはとても大事なことだ。ラストパスをどこに出せばいいのかを洞察する力は彼の特別な能力なんだ」

 昨夏にロシアで行なわれたワールドカップで、史上初のベスト8進出を目指した日本の夢を打ち破った"あの"カウンターの起点となったレッドデビルズ(ベルギー代表の愛称)の仕掛け人は、やはりハンパなかった――。

取材・文●羽澄凜太郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

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