【J1採点&寸評】名古屋0-2湘南|見事だった湘南の執念!MOMは金子、齊藤も高評価。名古屋は前線のタレントが軒並み低調

2019年07月08日 今井雄一朗

名古屋――丸山の負傷でプランが崩れたか

【警告】なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】金子大毅(湘南)

 [J1リーグ18節]名古屋0-2湘南/7月7日(日)/パロ瑞穂
 
【チーム採点・寸評】
名古屋 5
シュート18本を放ち、それ以外でもチャンスの芽は多数。決めきるという作業もそうだが、隙を突かれて2失点の守備にも見直しが必要なはず。山積する問題点の中で、チームが次にどこを見ているかが注目される。
 
【名古屋|採点・寸評】
GK
1 ランゲラック 5.5
セービング自体は安定していたが、その態勢を整える前にシュートを打たれては名手の力も半減する。守備陣をしっかり機能させなければ、リーグ最高の守護神も力を発揮できない。

DF
6 宮原和也 5.5
右ウイングバックとしてスタートし、丸山の交代で3バックの一角に。スピードを生かしたカバーリングで何度もピンチの芽を摘んだが、リスクをかけたオーバラップは実らず。
 
20 中谷進之介 5.5
メンバーがいきなり変わるアクシデントの中、懸命に3バックの指揮を執り、縦へのパスを模索して勝利への気持ちを見せた。
17 丸山祐市 ― (9分OUT)
左脚の負傷からの復帰は残念ながら時期尚早だったということか。開始3分の空中戦で右手指も痛め、その後プレー続行が不可能と判断された。次は長期離脱もあり得るだけに、この起用には疑問符がつく。

23 吉田 豊 5.5
3バックの左として90分を戦い抜いたが、吉田のプレーは変わりなかった。湘南のインテンシティの高さに手を焼く場面もあったが、我慢強く対応を続け、逆襲で敵陣深くまで攻め入った。

MF 
25 前田直輝 5.5(90+1分OUT)
3本のシュートを放って攻撃陣に勢いを出していったが、分厚い湘南の守備陣を単独で切り崩すことは叶わず。逆サイドにボールが集中する時間帯にどれだけ存在を出すかは彼の今後の課題でもある。

8 ジョアン・シミッチ 5
3-4-3の布陣ではボランチの一角にトップ下的なポジショニングも求められるが、その動きが活発になったのは追いかける展開が進んだ後半になってから。空中戦の担い手として奮闘したが、攻撃力を一列前で見せたかった。

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