ACL"ミニ韓日戦"の逆転勝利を韓国メディアが激賞!「浦和を制圧」「神がかりな用兵術」

2019年06月20日 ピッチコミュニケーションズ

敵地で勝利できた要因は、キム・ドフン監督の采配だ

浦和は先制点を奪ったが、2点を奪われてホームでの第1戦を落とした。(C)SOCCER DIGEST

 ACL決勝トーナメント1回戦で実現した浦和レッズ対蔚山現代の"ミニ韓日戦"での勝利を、韓国メディアも手放しで喜んでいる様子だ。
 
 試合は敵地に乗り込んだ蔚山現代が2-1で逆転勝利したこともあって、「蔚山現代、浦和遠征でピリッとした逆転勝利」(『スポーツ韓国』)、「蔚山、ライバル浦和を制圧…8強進出に青信号」(『世界日報』)と報じている。同じ日に韓国では女子バレーボールのネイションズリーグで韓日戦があり、女子バレー韓国代表もセットカウント3-0で日本を下していたことを引き合いに出しながら『プロサッカーでも日本を泣かせた」(『京郷新聞』)というメディアもあったほどである。
 
 そんな韓国メディアから見ても、浦和の出来は決して悪くなかったという評価だ。
 
 例えば『NEWSIS』は、「序盤は浦和が主導権を握り、蔚山を圧迫した。山中亮輔、森脇良太など攻撃参加が活発なウイングバックたちが蔚山陣営でクロスを頻繁に試行した」とし、「蔚山、浦和遠征で2-1の逆転勝利…ACL8強青信号」と報じた『news1』も「浦和は現在Jリーグ9位にあるなどリーグ戦では調子は良くない。先月にはオズワルド・オリベイラから大槻毅に監督を交代するほど厳しい道のりにある。だからこそ浦和の立場としてはACLの比重が大きく、ホームでの第1戦は背水の陣だった。予想通りに浦和は試合開始早々から攻撃的で、機会があれば果敢にシュートを放つなど、ゴールに貪欲だった」と綴っている。
 

 そうした浦和相手に敵地で勝利できた要因として韓国メディアか挙げているのが、キム・ドフン監督の采配だ。記者席で試合を見守った『スポーツソウル』のイ・ジヨン記者も、「浦和レッズをアウェーで撃破!! 蔚山現代キム・ドフン監督の"神がかりな用兵術"」と題した記事の中で、「蔚山は少ないチャンスを得点につなげる効率的なサッカーだった」としつつ、後半から投入したファン・イルスが決勝ゴールを決めことで、「キム・ドフン監督の"神がかりな用兵術"は、日本サッカーの聖地と呼ばれる埼玉でも通用した」と蔚山勝利の要因を分析した。
 

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