【J1採点&寸評】浦和2-1鳥栖|興梠が劇的な決勝弾!大槻監督はやはり“持っている”

2019年06月15日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

浦和――先制点を演出した岩武らは好印象

【警告】浦和=マウリシオ(51分)、柴戸(75分)、マルティノス(86分) 鳥栖=アン・ヨンウ(65分)
【退場】浦和=なし 鳥栖=なし
【MAN OF THE MATCH】興梠慎三(浦和)

[J1リーグ15節]浦和2-1鳥栖/6月15日/埼玉スタジアム2002
 
【チーム採点・寸評】
浦和 6
先制点を献上するも、31分には岩武のクロスを起点に同点にすると、後半アディショナルタイムに逆転ゴールを奪取。特に後半は気圧されながらも、劇的な形で新体制初勝利を飾った。
 
【浦和|採点・寸評】
GK
1 西川周作 6.5
7分に小野と接触して右足を負傷し、18分には先制点を献上するも、崩れることはなかった。その後はシュートをことごとくせき止め、最少失点に抑えた。
 
DF
2 マウリシオ 6.5
防波堤のように最終ラインに陣取り、ペナルティエリア内に侵入してくる相手をことごとく潰した。F・トーレスのパワーにも見事に対抗。
 
5 槙野智章 6
56分にはペナルティエリア内でアン・ヨンウにあっさりとかわされピンチを招く。ただ、それ以外ではマークを外すことはなかった。
31 岩波拓也 6
前半アディショナルタイムにFKのキッカーを務めるも、シュートを壁にぶつけてしまったのは悔いが残る。それでも56分に決定的なピンチを防いだシュートストップは称賛できる。

MF
3 宇賀神友弥 6
アン・ヨンウに前に入られ、先制点を献上したのは痛恨。それでも31分には鮮やかなミドルシュートをゴール右隅に突き刺し、失態を帳消しにしてみせた。
 
16 青木拓矢 5.5
中盤の広範囲をカバーリングしようと奔走。しかし運動量豊富な相手の縦横無尽な動きについていけないシーンが見受けられた。
 
28 岩武克弥 6.5(70分OUT)
鋭い右足のクロスで宇賀神のゴールを演出。守備面もデビュー戦より明らかに改善された。とりわけ50分に金崎の突破を止めたタックルは見事。

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