【ACL採点&寸評】浦和0-1全北現代|ホームで痛恨の敗戦…唯一の及第点は?

2019年04月09日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

浦和――鋭く切り込みゴールを狙った武藤も…

【警告】浦和=エヴェルトン(74分) 全北現代=なし
【退場】浦和=なし 全北現代=なし
【MAN OF THE MATCH】リカルド・ロペス(全北現代)

[ACLグループステージ3節]浦和0-1全北現代/4月9日/埼玉スタジアム2002
 
【チーム採点・寸評】
浦和 4.5
3バックというよりは5バックで自陣ゴール前にブロックを築いたが、その分前に出ていくパワーが足りず、前半はほとんどの時間で守勢に回った。後半も攻撃でアイデア不足を露呈し、1点を取り返せなかった。

 
【浦和|採点・寸評】
GK
1 西川周作 5
この日はビッグセーブを見せられず、先制点を献上。押し込まれていた前半を無失点で凌いでいただけに、もったいなかった。
 
DF
2 マウリシオ 4.5
イ・ドングクとの激しい肉弾戦では互角以上に張り合うも、機動力のあるアドリアーノの対応には困惑。自身のつなぎのミスからエリア内でついていけずゴールを許した。
 
3 宇賀神友弥 5
度々突破を許した前半は不安定なパフォーマンス。後半に落ち着きを取り戻すも、83分の渾身のミドルシュートはバーに弾かれた。
 
5 槙野智章 5
前半こそ素早いカバーリングでピンチの芽を摘んでいったが、中途半端なクリアが散見。全北の分厚い攻撃に悩まされた。
 
31 岩波拓也 4.5(88分OUT)
セットプレーやクロスでは目測を誤って競り負けがち。地上戦ではR・ロペスに翻弄されて突破を許した。心許ない出来だった。
 
46 森脇良太 5.5
チャンスと見れば前線に駆け上がり攻撃に厚みをもたらした。とりわけ72分に武藤に供給したクロスは称賛に値する。ただし守備面が不安定で、及第点には届かず。
 
MF
8 エヴェルトン 5.5(78分OUT)
中盤の高い位置から献身的に走り回り、相手にプレッシャーをかけたのは好印象。攻撃を活性化させようと前線でボールを集めたが、ゴールを演出できなかった。
 
9 武藤雄樹 6
負傷から復帰して3試合目の出場で、コンディションはかなり戻ってきている様子。切れ味鋭い突破でチャンスを作った。62分のシュートが決まっていればヒーローだったが……。
 
10 柏木陽介 5(84分OUT)
高精度のクロスでチャンスを創出するも、その回数は多くない。この司令塔を軸に攻撃を組み立てたかったが、周囲との距離感が悪くスムーズにボールが回らず。
 
16 青木拓矢 5.5
中盤の後方に位置取り、チームのバランスを取ろうと試みる。しかしサイドに釣り出されてスペースを空けることも少なくなかった。

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