待望の“川崎デビュー”も…山村和也が語ったG大阪戦での自己評価は?

2019年03月17日 本田健介(サッカーダイジェスト)

ボランチで先発し、前半途中にはトップ下に

リーグ4戦目で川崎でのデビューを果たした山村。ボランチとトップ下でプレーした。(C)SOCCER DIGEST

[J14節]川崎0-1G大阪/3月17日/等々力
 
 J1の第4節、川崎がホームにG大阪を迎えた一戦で、今季C大阪から加入した山村和也が待望の"デビュー"を飾った。
 
 山村といえば、C大阪時代はCB、ボランチ、トップ下、CFと、センターポジションならGK以外すべてをこなすポリバレントとしてタイトル獲得に貢献したが、この日はボランチでスタメン出場。
 
 中盤の底で成長著しいプロ3年目の田中碧とコンビを組み、「僕が少し攻撃的に行くと伝えていたので、碧にバランスを取ってもらいました」と、前への意識を高めながらプレーした。
 
 もっとも「早いサポート、当ててからの動き出しのタイミングであったり、パススピードやテンポがズレたのは課題」と、なかなか効果的に攻撃に絡めずにいると、37分にはベンチからの指示で、中村憲剛とポジションを交換。ボランチからトップ下へと移った。
 
 すると186センチの身長を活かして、味方にボールをつなぐなど持ち前の"高さ"をアピール。「特長を出していかなくてはいけないところで、少しは出せたかなと思います」と、CFの知念慶とともに相手エリア内に飛び込む姿は迫力があった。
 
 それでも56分には不完燃焼のまま交代。リーグ戦は開幕から3戦未勝利だったチームは0-1で敗れ、今季初黒星を喫しただけに「自分のプレーが結果には伴いませんでした。チームとしてやりたいことと、自分にできることを擦り合わせ、次は結果につなげたいです」と複雑な表情を浮かべた。
 

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