「ピオンテクは練習だと普通…」ガットゥーゾも驚くミラン新エースの“不思議”とは?

2019年02月25日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「毎日のトレーニングで彼のプレーを見ても…」

ジェノアに続きミランでもゴールを量産中のピオンテク。写真:Alberto LINGRIA

 ポーランド代表FWのクシシュトフ・ピオンテクの勢いが止まらない。ジェノアで戦った今シーズン前半戦に、セリエA初挑戦ながら公式戦21試合で19得点と一気に台頭。さらに冬に新天地を求めたミランでも、公式戦6試合で7得点(5試合連続ゴール中)と爆発しているのだ。

 この点取り屋の実像について、『スカイ・スポーツ』で移籍専門記者を務めるジャンルカ・ディ・マルツィオ氏は、『ワールドサッカーダイジェスト』最新号の「移籍市場ここだけの話」で次のように綴っている。

 ピオンテクについてミランのジェンナーロ・ガットゥーゾ監督から聞いた話も興味深い。「毎日のトレーニングで彼のプレーを見ても、それほど凄い選手だとは思えない、特別な感じはまったくしない」と言うのだ。
 
「それが試合になるとまるで別人のように変わり、とてつもない集中力を発揮してのめり込み、90分間鬼気迫るプレーを見せてゴールを決める。ところが、週が明けてミラネッロ(ミランの練習場)に姿を現わすと、また普通のプレーヤーに戻っている」のだそうだ。

「練習でも決して手を抜いているわけではないが、無駄なエネルギーを使わず、それを試合に注ぎ込む。それがあの得点力の秘密だろう、だから練習では過度な要求はしないことにした」と、ガットゥーゾは打ち明けてくれた。

翻訳:片野道郎
※好評発売中の『ワールドサッカーダイジェスト3月7日号』の「ジャンルカ・ディ・マルツィオが打ち明ける 移籍市場ここだけの話」より一部転載。同号の特集は「2000年代生まれのニューヒーロー」で、新世代の逸材を一挙に紹介・分析している。

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