【アジアカップ総括】日本代表メンバー23人の通信簿。森保ジャパンで最も輝いたのは…

2019年02月03日 本田健介(サッカーダイジェスト)

正守護神だった権田は安定感を欠く

決勝戦でカタールに敗れて準優勝に終わった日本。しかしそこまでの6戦は無敗で勝ち上がった。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 UAEで開催されたアジアカップで輝いた選手は誰なのか? グループリーグから決勝までの計7試合のパフォーマンスを5段階(S、A、B、C、D)で評価。最高の「S評価」には将来有望なDFを唯一選んだ。
 
【GK】
1 東口順昭 [評価]-
サッカーダイジェスト採点
①トルクメニスタン戦:―(―)
②オマーン戦:―(―)
③ウズベキスタン戦:―(―)
④サウジアラビア戦:―(―)
⑤ベトナム戦:―(―)
⑥イラン戦:―(―)
⑦カタール戦:―(―)
1月10日のトレーニング中に腰を痛め、別メニュー調整が続く。1月21日には他のメンバーと同様の練習をこなせるまでに回復したが、23人のメンバーのなかで唯一ピッチに立てず。それでも献身的にチームをサポートした。
 
12 権田修一 [評価]C
サッカーダイジェスト採点
①トルクメニスタン戦:5.5(フル出場・2失点)
②オマーン戦:6(フル出場・0失点)
③ウズベキスタン戦:―(―)
④サウジアラビア戦:6(フル出場・0失点)
⑤ベトナム戦:5(フル出場・0失点)
⑥イラン戦:5.5(フル出場・0失点)
⑦カタール戦:5.5(フル出場・3失点)
平均採点:5.58(6試合・5失点)
今大会は正守護神としてプレー。しかしベトナム戦やイラン戦では危険なパスミスでピンチを広げるなど安定感を欠いた。トルクメニスタン戦やカタール戦の1失点目のようにやや反応が遅れたシーンもあり、課題が残った。
 
23 シュミット・ダニエル [評価]C
サッカーダイジェスト採点
①トルクメニスタン戦:―(―)
②オマーン戦:―(―)
③ウズベキスタン戦:6(フル出場・1失点)
④サウジアラビア戦:―(―)
⑤ベトナム戦:―(―)
⑥イラン戦:―(―)
⑦カタール戦:―(―)
平均採点:6(1試合・1失点)
ウズベキスタン戦のみゴールを守ったが1失点。それでも終盤には相手の強烈なミドルをセーブし、勝点3獲得に貢献。試合後には敵将のエクトル・クーペル監督からその働きを評価された。良い経験を得られたはず。
 
【DF】
2 三浦弦太 [評価]D
サッカーダイジェスト採点
①トルクメニスタン戦:―(―)
②オマーン戦:―(―)
③ウズベキスタン戦:5(フル出場)
④サウジアラビア戦:―(―)
⑤ベトナム戦:―(―)
⑥イラン戦:―(―)
⑦カタール戦:―(―)
平均採点:5(1試合・0得点))
ウズベキスタン戦では槙野とCBを組んで先発。しかし39分には槙野のカバーに入ったところを相手FWに簡単にかわされて失点に関与。その後はチャンスが訪れずにベンチを温めた。

3 室屋 成 [評価]C
サッカーダイジェスト採点
①トルクメニスタン戦:―(―)
②オマーン戦:―(―)
③ウズベキスタン戦:6.5(フル出場・1アシスト)
④サウジアラビア戦:―(―)
⑤ベトナム戦:―(―)
⑥イラン戦:6(途中出場)
⑦カタール戦:―(―)
平均採点:6.25(1試合・0得点・1アシスト)
ウズベキスタン戦では見事なクロスで武藤のゴールをアシスト。イラン戦では負傷した酒井に代わって72分から出場し、球際でよくファイトした。ただしトレーニングでは好調ぶりを示したが、酒井の壁を最後まで越えられなかった。
 

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