【森保ジャパン最新序列】アジアカップへ最も不安なポジションはFW。浅野、北川が奮闘しなければ…

2018年12月13日 本田健介(サッカーダイジェスト)

CBでは冨安が評価を上げる

5戦無敗でアジアカップへ臨む森保ジャパン。23人のメンバーも発表された。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 12月12日、来年1月にUAEで開催されるアジアカップに臨む日本代表23人が発表された。「9月、10月、11月のキリンチャレンジカップで見てきた選手。現状のなかでベストの選手を選びました」と森保一監督が説明したように中島翔哉、堂安律、南野拓実らを招集。ここではメンバーの顔ぶれを振り返るとともに、基本システムの4-4-2における各ポジションの序列を考察した。
 
【GK】
◎東口順昭(2試合[先発2試合]/180分/3失点)
〇権田修一(2試合[先発2試合]/180分/0失点)
〇シュミット・ダニエル(1試合[先発1試合]/90分/0失点)
※数字は森保体制での成績
 
 ここまでの5試合で森保監督は東口、権田、シュミットを続けて招集。成績で見ると29歳の権田が無失点と高い安定感を誇っている。もっとも32歳の東口は、森保ジャパンの初陣となった9月のコスタリカ戦と唯一の強豪国との対戦となった10月のウルグアイ戦でスタメンを任されており、3失点もそのウルグアイ戦で喫したもの。経験値から考えても序列は東口がトップと言えるだろう。
 
 一方、26歳のシュミットは10月のベネズエラ戦でA代表デビュー。PKで失点したとはいえ、順調に成長を続けている。
 
【CB】
◎吉田麻也(3試合[先発2試合]/209分/0得点)
〇冨安健洋(2試合[先発2試合]/180分/0得点)
△槙野智章(3試合[先発3試合]/241分/0得点)
△三浦弦太(3試合[先発3試合]/270分/0得点)
※数字は森保体制での成績

 10月シリーズと11月シリーズでキャプテンを務めた吉田は守備陣の軸であり、欠かせない存在だ。気になるのはその相棒を誰が務めるかで、評価を高めているのが20歳の冨安だ。東京五輪世代の俊英は、10月のパナマ戦でA代表デビューを飾ると、11月のキルギス戦では吉田と組んで冷静なパフォーマンを披露。大いにアピールした。
 
 対して国内組の槙野、三浦は3試合に先発。森保体制では全5試合でメンバー入りしており、指揮官からの信頼は得ている。
 

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