【J1採点&寸評】FC東京0-2川崎|試合の行方を決定づけた知念の一撃。FC東京は交代策もハマらず…

2018年11月24日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

FC東京――室屋が現役代表の貫禄を示したかは疑問符が

【警告】FC東京=東(56分) 川崎=車屋(58分)
【退場】FC東京=なし 川崎=なし
【MAN OF THE MATCH】知念 慶(川崎)

[J1・33]FC東京0-2川崎/1124日/味スタ
 
【チーム採点・寸評】
FC東京 5
川崎のパス回しに後手を踏んだ前半は、攻撃がD・オリヴェイラの個人技頼みという印象。永井を投入して打開を図った後半も巻き返せず……。無念の完封負けを喫した。
 
【FC東京|採点・寸評】
GK
33 林 彰洋 5
守田のミドルを正面でキャッチした直後、知念にゴールを決められた。22分の車屋のシュートは上手く弾いたが、50分にも失点と厳しい結果に。
 
DF
2 室屋 成 5.5
オーバーラップの際は敵のマークを振り切れず、クロスを何本もカットされた。現役代表の貫禄を示せたかと言えば疑問符が付く。
 
3 森重真人 5.5
前半はゴール前にボールを入れられても身を挺して守った。しかし、4-4-2に変更した後半は中盤でのマークのズレもあり、難しい対応を強いられた。
 
6 太田宏介 5.5
セットプレーからチャンスを演出も、守備面では相手の懐に入る回数が少なかった。結果的にクロスを上げられている点はいただけないか。
 
48 チャン・ヒョンス 5.5
チームの2失点目は長谷川のヘッドがネットに吸い込まれるのを目で追うことしかできなかった。1対1の局面で強さを発揮したが、そこまでポジティブな評価は与えられない。
 
MF
7 米本拓司 5.5(HT OUT)
セカンドボールへの反応はさすが。攻撃の局面では30分にボールを持ち上がる場面が印象的だったが、前半だけでピッチを退いた。
 
8 髙萩洋次郎 5(82分OUT)
トップ下を任された前半はサポートに恵まれないまま不完全燃焼。ボランチを担った後半も流れを変える働きはできなかった。
 
18 橋本拳人 5
プレスがハマらず、ミスパスから何度かピンチを招いた。プレーにやや安定感がなく、中盤のバランスを保てなかった。
 
38 東 慶悟 6
ピッチを縦横無尽に走り回り、ボールがあるところに高確率で顔を出した。無尽蔵のスタミナは改めて評価されて然るべきだろう。
 
39 大森晃太郎 5.5(58分OUT)
前半途中からほぼ守備一辺倒となり、持ち前の飛び出しは影を潜めた。後半に入ってもリズムを掴めず、58分にリンスと交代した。
 

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