【ACL採点&寸評】水原三星 3-3 鹿島|壮絶な撃ち合いに終止符を打ったブラジリアンがMOM!

2018年10月24日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

3失点のDF陣は厳しく採点

【警告】鹿島= 水原三星=チェ・ソングン(27分)、チョ・ソンジン(41分)、クァク・グアンソン(55分)、パク・キドン(90+5分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】セルジーニョ(鹿島)

[ACL準決勝②]水原三星 3-3 鹿島/10月24日/水原
 
【チーム採点・寸評】
鹿島 6
中盤での不用意なボール逸が散見も、自陣ゴール前では身体を張った守りを見せる。25分の先制後は相手が攻撃の強度を一段階上げてきたが、慌てずに対処し、前半は無失点。しかし、後半始まってすぐ立て続けに2失点。またも"立ち上がりの失点"という悪癖を露呈。それでも、劣勢を跳ね返し、引き分けに持ち込んだ粘り強さは評価したい。

 
【選手採点・寸評】
GK
1 クォン・スンテ 5.5
大音量のブーイングを浴びるなか、後半に痛恨の3失点。ただ、それ以外は何度もファインセーブを見せ、大量失点を免れた。
 
DF
3 昌子 源 5
難しいバウンドのボールを確実に処理し、ピンチを未然に阻止。しかし、後半は敵の圧力を撥ね返せず。2失点目は完全に競り負けた。
 
16 山本脩斗 6
セルジーニョのFKにヘッドで合わせて、値千金の先制点。攻守両面でソツのないプレーを見せていたが、後半は劣勢を強いられた。
 
22 西 大伍 6.5
機を見た攻め上がりで攻撃に厚みをもたらす。常に冷静沈着に振る舞い、チームを落ち着かせた。ゴールシーンもまったく慌てていなかった。
 
35 チョン・スンヒョン 5.5
空中戦の強さと先手を取るディフェンスが光る。戻りながらのクロス対応も安定していたが、失点する時間帯では力になれなかった。
 
MF
4 レオ・シルバ 5.5
序盤は寄せがやや甘く、守備時のポジショニングも今ひとつ。スルーパスの精度もそこまで高くなく、いつもの存在感を発揮できなかった。
 
8 土居聖真 6(84分OUT)
右サイドから中央に入った時には怖さのあるプレー。守備でも献身的なプレスバックで危ない場面を作らせなかった。
 
20 三竿健斗 6.5
周囲の状況をよく観察して、パスかキープかを正しく選択。相手に前を向かせない力強いボール奪取も見事だった。
 
32 安西幸輝 5.5(77分OUT)
素早く攻守を切り替え、エネルギッシュに上下動。果敢な突破は悪くなかったが、"違い"を作り出せなかった。
 

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