イブラヒモビッチがミランに電撃復帰!? 元同僚・ガットゥーゾ監督の見解は…

2018年10月04日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

CFの頭数が足りないミランが白羽の矢?

イブラヒモビッチ(左)は10-11シーズンにミランでスクデットを獲得。現監督のガットゥーゾ(右)は当時同僚だった。(C)REUTERS/AFLO

 10月に入ってイタリアでにわかに囁かれているのが、現在はLAギャラクシーに所属するズラタン・イブラヒモビッチのミラン復帰だ。
 
 今シーズンのミランのCFは、ユベントスから獲得した新戦力ゴンサロ・イグアインが一番手で、若手逸材のパトリック・クトローネが控えという構成。しかし、9月下旬にはイグアインが負傷離脱し、クトローネもコンディション不良に陥った。
 
 9月27日のエンポリ戦は本来ウイング/セカンドトップのファビオ・ボリーニをCFに起用するもまったく機能せず、格下相手に1-1の引き分け。30日のサッスオーロ戦ではボリーニまで怪我で使えなくなり、同じく元々はウイングのサムエル・カスティジェホを「偽の9番」に起用。このカスティジェホがハカン・チャルハノールやスソとポジションを入れ替えながら攻める形がそれなりに機能して4-1の快勝を収めたものの、長いシーズンを考えるとCF不足は小さくない悩みにも見えた。
 
 このタイミングで『コリエレ・デッラ・スポルト』紙や『コリエレ・デッラ・セーラ』紙などの現地メディアが報じたのが、10~12年にミランに所属したイブラヒモビッチの復帰だ。加入1年目の10-11シーズンにセリエA優勝をもたらし、2年間の公式戦85試合で56得点・24アシストと圧倒的な成績を残したスーパーFWに目を付けたミランは、今冬の移籍市場で半年契約+1年オプション契約で迎え入れたい意向だという。
 
 イブラヒモビッチはかねてからプロデビューしたマルメFFでの引退を示唆しているが、インテル時代(06~09年所属)にも住んでいたミラノの環境を家族が気に入っているうえ、12年夏のパリSG移籍(チアゴ・シウバとのセット移籍)はミランの緊縮財政の犠牲になった格好であり、以前から本人はまったく望んでいなかったとも伝えられていた。マルメFFに戻る前に、ミランでワンクッション置いても不思議はない。
 

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