【川崎】“ケンゴ教室”で急成長!中村憲剛も絶賛のボランチ守田英正が示す“新生トライアングル”の可能性

2018年08月06日 本田健介(サッカーダイジェスト)

守田の成長に中村も目を細める

横浜との神奈川ダービーでも1アシストと存在感を見せた中村。試合後には中盤の新たなトライアングルについても言及した。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ20節]川崎2-0横浜/8月5日/等々力
 
 今季2度目の神奈川ダービーで川崎は横浜に2-0で勝利。その一戦で2ゴールに絡んだのがボランチの守田英正だ。
 
 まず34分、鋭い縦パスを家長昭博に通して小林悠の先制ゴールの起点になると、71分には相手ゴール前で中村憲剛がボールを持ったと見るや、ダイアゴナルランで相手の注意を引きつけ、小林のゴールを再び演出した。
 
 大卒ルーキーながら、昨季のチャンピオンチームでレギュラーを掴んだ守田の成長には、中村も目を細める。
 
「素晴らしいのひと言。技術があって動けるし、素直で話も訊く。とにかく彼には期待しかしていないです。ゲームコントロールはまだ足りないけど、それを補って余りある魅力を持っていますからね」
 
 もっとも「うちのレギュラーでやるなら、もっとやってもらわなくちゃいけない。彼に求めるところは高いので」と付け加える。そのためにかつて高卒ルーキーだった大島僚太を先輩として導いたように、守田にも英才教育を行なっているという。ふたりで試合の映像を見返すこともあれば、練習後に即席の"青空教室"、いや"ケンゴ教室"を開くこともあるようだ。
 
「練習が終わってから話すことがありますね。10分から15分くらいかな、その場で。具体的なプレーを挙げながらこういう時にはどうしたら良いですかねと訊いてくるので、それを訊かれたら俺はバーッと話しちゃって(笑)」

【川崎 2-0 横浜 PHOTO】川崎が横浜FMとの神奈川ダービーに2-0の完勝!

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