【J1採点&寸評】仙台2-2C大阪|リスク覚悟で背後を突き合った蜂須賀と丸橋。MOM選出は…

2018年07月29日 小林健志

仙台――勝負どころでの失点を抑え切れず

【警告】なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】蜂須賀孝治(仙台)

[J1・18節]仙台2-2C大阪/7月28日(土)/ユアスタ
 
【チーム採点・寸評】
仙台 5.5
攻撃面では前々節、前節から大きな改善が見られ、試合全体としては良い立ち位置からの攻撃に加え、高さを生かした攻撃も見られた。しかし勝負どころでの甘い判断からの2失点はいただけない。
 
【仙台|採点・寸評】
GK
21 関憲太郎 5
良いセーブもあったが、終盤安易にロングボールを蹴って相手GKに渡し、相手のロングキックを起点に失点したのは大きな減点材料。
 
DF
13 平岡康裕 5.5
身体を張った守備を見せる場面も多く奮闘はしていたが、2失点目の際、フリーになっていた丸橋に飛び込めず失点を許してしまった。
 
27 大岩一貴 5.5
相手のフィジカルの強さにも負けず、競り合いで奮闘していたが、試合終盤に選手の意識を統一できず、失点を招いてしまった。
 
6 板倉 滉 5
素早い寄せでボールを奪い、斜めのロングキックが攻撃の起点になった点は評価できるが、1失点目のセットプレーは不用意なファウルを与えて招いたもの。
 
MF
17 富田晋伍 6
いつも通りの球際へ激しく行く守備を見せ、攻撃の選手へのつなぎの部分も悪くはなかったが、試合終盤チームをもっと落ち着かせたかった。
 
15 矢島慎也 5.5(54分OUT)
前節よりは攻撃面で可能性を感じる場面は増えたが、まだまだ周囲との連係不足。守備の軽さも守備陣への負担となっている。
 
MAN OF THE MATCH
4 蜂須賀孝治 6.5
対面の丸橋、高木の守備が緩慢と見るや、再三背後を突いてクロスから決定機をつくり、終盤には値千金のゴールを挙げた。マン・オブ・ザ・マッチに選出。
 
23 中野嘉大 6.5(76分OUT)
1得点目の西村のゴールをアシストした左サイドの駆け上がりとクロスは見事。インサイドハーフとしてもまずまずの出来で決定機をつくり出せていた。

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