【韓国 2-0 ドイツ|W杯選手採点&寸評】大番狂わせを演じた韓国は軒並み高評価! MOMは神懸かっていた守護神に!!

2018年06月28日 井川洋一・遠藤孝輔

胸を張って母国に帰ることができる大勝利!

(C) SOCCER DIGEST

韓国・チーム採点 7.5
一縷の望みを信じて、周到なプランを遂行していった。セントラルMFに本来CBの2人を並べて中央に壁を作り、それ以外の選手も全員が集中を切らすことなくタフに動き続け、スコアレスで試合を進めていく。ポゼッションは諦め、保持率が3割を切る時間帯も長かったが、後半に相手が前がかりになると、逆襲の鋭さが増していった。GKとCBの好守に加え、ドイツのミスにも助けられながら、最終盤に2点を決めて完勝。他会場の結果により、グループステージ突破は叶わなかったが、胸を張ってロシアの地を後にするはずだ。
 
韓国・選手採点
GK
☆MAN OF THE MATCH
23 チョ・ヒョヌ 8.5
予選で一度も先発しなかったGKが本大会で起用され続けた理由が、最後の試合で明確になった。いかなるピンチにも動じることなく、終始落ち着いて対応。至近距離からのシュートやシャープなミドルにも俊敏に反応し、ハイボールにも強さを見せた。まさしく神懸かった活躍!
 
DF
2 イ・ヨン 6.5
粘り強いディフェンスを披露し、時には身体を投げ出してブロック。対峙する相手は目まぐるしく変わったが、しっかり対応した。クロスとフィードの精度にはばらつきも……。
 
5 ユン・ヨンソン 7.5
今大会初先発ながら、気負ったところはなく、ヴェルナーのスピードにも、ゴメスの高さにも食らいついていった。タイミングの良いタックルも好印象で、クリーンシートに大きく貢献したひとりだ。
 
19 キム・ヨングォン 8
統率力のあるディフェンスリーダーが、アディショナルタイムに値千金の先制点を奪い、王者ドイツを沈めた。本業の守備は終始安定し、対人プレーとハイボールに強く、決死のブロックは感動的でさえあった。
 
14 ホン・チョル 7
高い集中を維持し、厳しいボディコンタクトで、体格で勝るゴレツカを封じた。ヴェルナーに振り切られるシーンはあったものの、それ以外に危うさは感じさせず。攻撃に転じた際は、軽快なターンや高精度のフィードを見せている。

次ページ最後の最後で仕事を果たしたエース

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