４月12日、日本代表の新指揮官に就任した西野朗監督が所信表明に臨んだ。

　ハリルホジッチ前監督の電撃解任を受け、バトンを受け取った西野監督はどのようなプランでロシア・ワールドカップに向かうのか。前任者が明言をしていたメンバー発表の方式はどうするのか。今後のスケジュールも踏まえ、本大会までの道筋を説明した。

　会見全文の後編は下記の通り

――指導者としてのブランクを埋めるために心身を整えていきたいとお話しされていましたが、ここ２年間監督から離れられていらっしゃいます。ここから監督とした戦う上で何が一番大事で、何を求められているのでしょうか。また、スケジュールの話ですが、西野監督は今の段階でどのタイミングでメンバーを決めたいと考えていますか。

西野監督　まず、自分を整えるというところですが、確かに２年間サポートという形でチームを見てきました。ただ、感覚的には同じ戦いをしてきましたので、そういう部分はさらに研ぎ澄ましていかないといけないと思います。

　心身ともにしっかりとピッチ上に立てるようにした上で、チーム、ゲームに対する感覚はまた違うと思うので、そういう意味では戻していかないといけない部分が多分にある。これから、そういう行動はとっていきたい。

　スケジュールに関しては、５月14日にはラージグループを決めて、キャンプに入るメンバーをその直前には決めなければいけません。30日のガーナ戦が終わった後に23人プラスアルファをどう考えていくのかというスケジュール的なところは、ここで正確にお伝え出来ませんが、ほぼそういう形でガーナ戦が終わってからになっていくと思います。