C大阪の山口と杉本が「ハリル解任」への想いを吐露、そして清武も…

2018年04月10日 サッカーダイジェスト編集部

「監督が来てから、デュエルの意識がJリーグ全体に根付いたと思う」(山口)

山口はハリル体制下での最終予選で10試合中8試合に出場した。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 日本代表のハリルホジッチ監督が電撃的に解任された。3月のベルギー遠征に参加していたC大阪の山口と杉本にとっても、当然ながら想定外の事態だった。ワールドカップ開幕まで約2か月に迫った段階での監督交代。ふたりの口から出てきたのは、まずは前監督への感謝の思いだった。
 
「監督が来てから、デュエルの意識がJリーグ全体に根付いたと思う。(予選は)厳しいスタートになったけど、ワールドカップに導いてくれたし、各々、選手は感じることがあると思う。結果を残せなかったのは自分も含めて責任を感じる」(山口)
 
「ここまで来たから、自分たちは(監督を)信じてやるしかない、という感じやった。自分にとってはA代表に一番、最初に選んでくれた監督。感謝というか……学ばせてもらったこともたくさんあるし、言われたこともある」(杉本)
 
 今回のアジア最終予選で10試合中8試合に出場したのが山口。16年10月6日のイラク戦で試合終了間際に奪った決勝点は記憶に新しく、デュエルを体現できるボランチとしてハリルホジッチ監督に重宝されてきた。杉本は昨年8月に初招集。その後も継続して選ばれ続けるなど、指揮官から大きな期待を受けていた。
 
 その監督がワールドカップを前に日本代表から追われることになった。衝撃は確かにあったが「結果の世界だから仕方ないと思っている」と杉本は続ける。「自分がやることは変わらない」と話すストライカーは、不安を問われると首を横に振った。
 
「ワールドカップで結果を残すために日本協会の方たちが決断したこと。いろんなことを言う人がいるかもしれないけど、結果の世界なんで。ワールドカップで結果を残せば、誰も何も言わなくなる。監督が変わって、またアピールをしていかないといけない。(メンバー入りへ)みんな横一線。頑張らなあかんな、という気持ち」
 

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