「積み上げてきたものが…」またも負傷交代した大島僚太の心境は

2018年03月24日 サッカーダイジェスト編集部

パフォーマンスは悪くなかっただけに

マリ戦で先発出場した大島だったが…。負傷により無念の交代を余儀なくされた。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

[国際親善試合]日本1-1マリ/3月23日/ベルギー・リエージュ
 
 日本代表は3月23日、ベルギーのリエージュでマリと対戦し、1-1で引き分けた。
 
 身体能力に優れるマリの攻撃を捕まえられず、42分にPKから失点を喫すると、その後も攻撃の形をなかなか作れず、焦れるような展開だった。後半アディショナルタイムの中島翔哉のゴールで辛うじて敗戦は免れたものの、不安の残る内容と言える。
 
 さらに残念だったのは、大島僚太の負傷交代だ。この日先発出場した大島だったが、足の怪我で34分にピッチを去った。昨年12月12日のE-1選手権でも、左太ももを肉離れし、途中交代を余儀なくされた。
 
 それまでのパフォーマンスは決して悪くなかった。
 
「相手のコントロールミスはなるべく突っつきに行こうと意識していました。ミーティングでもドリブルが得意な選手が多いと聞いていたので、抜かれないようにしていました」と本人が言うように、その守備意識が序盤は効いていた。さらに攻撃でも宇佐美貴史と長友佑都のいる左サイドに好パスを供給していた。
 
 立ち上がりから積極的にプレスをかけ、テンポの良いパス捌きで攻撃にリズムをもたらしていたのだ。それだけに、悔やまれる負傷交代だった。
 
 本人曰く、今回は「そんなに酷くはないですけど、大事をとって」という決断だったようだが、アピールの機会を逃してしまった精神的ショックは大きいだろう。
 
「怪我については無駄です。これで離脱をすれば(前回の)怪我が治ってから積み上げてきたものが残念なことになる……。なるべく離脱しないように、と思っています」と心情を語った。
 
 試合当日の3月23日時点では、怪我の詳細については発表されていない。再び大島に出番は巡ってくるだろうか。

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