6人の高校生プレーヤーがJ開幕戦で好アピール! その活躍ぶりは?

2018年02月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

開幕戦で2018シーズン1号弾の田川は19歳だったが…。

新卒の高校3年生から高2、高1まで6名の高校生プレーヤーがJ開幕戦に出場した。写真:サッカーダイジェスト写真部/川本学/徳原隆元/J.LEAGUE PHOTOS

 Jリーグは2月23日のサガン鳥栖対ヴィッセル神戸で2018シーズンの戦いの火蓋が切られ、24・25日にはJ1とJ2の1節のゲームが各地で行なわれた。ワールドカップイヤーとなるシーズンだけに、本大会出場を狙う選手たちのアピールも熾烈を極めそうだが、ヤングプレーヤーの台頭も著しい。


 23日の開幕戦で2018年の第1号ゴールを決めた鳥栖の田川亨介は、今月11日に19歳の誕生日を迎えたばかり。自ら奪ったPKを冷静に沈めて、ホームサポーターの喝さいを浴びている。さらに鹿島アントラーズの安部裕葵も19歳28日という若さで開幕スタメンの座を勝ち取っているが、彼らよりもさらに若い選手たちが開幕戦からいきなり好アピールを見せている。

 この週末に行なわれた計20試合の開幕ゲームのうち、この春に卒業する3年生を含めた高校生の選手が、じつに6名も出場しているのだ。ここからはその6名の選手たちの活躍ぶりを紹介していきたい。

 まずは、昨年11月にプロ契約し、すでに昨シーズンの33節・サンフレッチェ広島戦でプロデビューを飾っているFC東京の久保建英だ。浦和レッズとの開幕戦は72分からの途中出場で、随所にセンスを感じさせるパフォーマンスを発揮。終盤には東慶悟とのコンビネーションでゴールを狙い、惜しくも枠を外したが、スタンドの観衆を十分に唸らせるものだった。

 本人は「あんまり多くボールに関与できたわけでなかったので、次はもっとやれたらいいかなと思います」と語っているが、長谷川監督は次のように述べて、久保がすでに周囲から認められている存在であることを明かしている。
「今日見ていただいて分かるように、大人が一生懸命、彼のために走っている。彼の才能を認めていなければ、周りも『なんだよ』となるが、東、高萩や、永井、富樫も彼の才能を一緒にプレーをして認めているからこそ、足りない部分をみんなでカバーしようとしていた」

 今後も後半途中からの起用がメインとなりそうだが、J1レベルに慣れ、プレーの幅を広げていければ、シーズン中のスタメン奪取もあり得るだろう。

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