【移籍市場超速報】オランダ代表の新鋭デフライの獲得へ、ラツィオが動く

2014年05月19日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

3週間前にトレーニングセンターを見学。

22歳の若さながら、オランダ代表の最終ラインを牽引するデフライ。ラツィオが熱心に勧誘している。 (C) Getty Images

【ラツィオ】オランダの新鋭DFデフライ獲得に動く
 
 ラツィオのイグリ・ターレSDは、カルベーリ事務局長を伴ってオランダを訪れている。ターゲットのひとりはフェイエノールトのキャプテンで22歳のDFステファン・デフライ。ラツィオにとって最終ラインは優先順位の高い補強ポイント。デフライにはローマ、フィオレンティーナなどイタリアの他のクラブも興味を示しており、ラツィオは先手を打って合意に達したい意向だ。
 
 デフライはすでに3週間前、ローマを訪れてフォルメッロにあるラツィオのトレーニングセンターを見学している。フェイエノールトのつけた値札は1200万ユーロ(約16億8000万円)だが、契約が2015年6月までということもあり、ラツィオはそれを下回る金額で話をまとめたい意向。
 
 一方で、カリアリのCBダビデ・アストーリの獲得にも乗り出している。すでにクラブ間では話が進展しているが、アストーリ自身がラツィオの提示する条件にまだ同意していないという状況だ。ラツィオは獲得に前向きであり、今後クラブ間、さらにクラブと選手の間で話し合いが進むことになるだろう。
 
【パリ・サンジェルマン】ラベッシに契約延長をオファー
 
 移籍の噂が流れているエセキエル・ラベッシについて、パリSGはそのパフォーマンスに満足しており、今後も主力のひとりとして計算している。5月16日には、代理人に対して2016年までの現契約の延長を申し出ており、少なくともクラブサイドに放出の意思は薄いと見て間違いない。
 
【インテル】マッザーリ監督の去就は5月21日の記者会見で
 
 インテルのピエロ・アウジリオSDは5月17日のインタビューで、ワルテル・マッザーリ監督に契約の延長をオファーし、マッザーリから拒否はしないが一度落ち着いて考えたいという返事をもらった事実を明らかにした。
 
 インテルは18日、21日の午後12時30分から本拠地サン・シーロでマッザーリ監督の記者会見を開くことを発表している。去就はその席上で明らかにされるはずだ。
 
【ミラン】ターラブトの買い取りは次期監督次第
 
 ミランは、クイーンズ・パーク・レンジャーズ(QPR)からレンタル中のアデル・ターラブトの買い取りに向けて動いている。QPRは当初の条件だった700万ユーロ(約9億8000万円)から要求額を引き下げる意向を示しているが、ミラン側はさらなる値引きを求める構えだ。
 
 しかしその前にまず、監督人事をどうするかが重要。新監督がターラブトをどのように評価するかによって、買い取りの是非も変わってくる。買い取りオプションの期限は5月31日。それまでには来シーズンの監督も明らかになっているはずだが。
 
 一方、ミランは来シーズンから新たにスポーツディレクター職を置く方針を打ち出していたが、ここにきてやっと人選が固まった。就任が確実と見られるのは、スカウト部門の責任者を務めてきたロッコ・マイオリーノ。アドリアーノ・ガッリアーニ副会長がこの決断を下し、本人にすでに伝えた模様だ。クラブとチームを熟知しているディレクターを擁して新たなスタートを切る。
 
【ボローニャ】『セガフレード・ザネッティ』のオーナーが経営権買収へ
 
 ボローニャのアルバーノ・グアラルディ会長は、ボローニャに本社を置く大手コーヒーチェーン『セガフレード・ザネッティ』のオーナーであるマッシモ・ザネッティと、経営権の移譲について話し合ったことを、クラブの公式サイトを通じて明らかにした。
 
 ザネッティは3年前に一度会長に就任しながら、わずか1か月で辞任している。今回経営権を買収することになれば、当時と同様ルカ・バラルディ(元パルマやラツィオのGD)をゼネラルディレクター、ファブリツィオ・サルバトーリをスポーツディレクター、ステーファノ・ピオリ(今シーズン途中に解任)を監督に起用する構想を持っていると伝えられる。

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