【日本2-1ニュージーランド|採点&寸評】お粗末な90分間…倉田の代表初得点が数少ない収穫に

2017年10月06日 サッカーダイジェスト編集部

久々にCBで先発した槙野は及第点の出来。

【警告】日本=なし ニュージーランド=ウッド(44分)、デュランテ(50分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】倉田秋(日本)

[キリンチャレンジカップ2017]日本 2-1 ニュージーランド/10月6日/豊田スタジアム

【日本代表総評】

 
 前半途中から中盤でのプレスが思うようにハマらず、ピンチになりそうなシーンも。前線から最終ラインまでやや間延びしたせいで速攻も繰り出せなかった。選手の距離感の悪さを露呈したのが、トップ下の香川がセンターサークル付近からドリブルで持ち込みながらも決定機につながらなかった40分の場面だろう。
 
 雨も影響してか、後半に入ってもなかなかギアが上がらず、大迫のPKで先制しながらウッドにヘッドで同点弾を叩き込まれる体たらく。終盤の88分に倉田のゴールで勝ち越したとはいえ、全体的にお粗末な内容だった。前半8分に香川のあのシュートが決まっていたら、あるいは違う試合展開になっていたかもしれない。

【個人採点・寸評】
GK
1 川島永嗣 5
前半はピンチらしいピンチがなく、無難な出来。しかし、59分のウッドのヘディングは防げず、終盤の相手に渡るパスミスもいただけない。
 
DF
5 長友佑都 5.5
素早い動き出しでパスを引き出し、武藤を追い越すタイミングも絶妙。縦への突破、戻りながらのクロスなど多彩な仕掛けを見せたが、失点は自身のサイドから崩された。
 
19 酒井宏樹 6
敵に寄せられても、慌てずにかわして局面を前に動かす。失点シーンでは目の前で決められたが、正確な落としで倉田の決勝点をアシスト。
 
20 槙野智章 6
クロス対応は危なげなく、背後のスペースもしっかりとケア。前半終了間際のピンチでは、焦れずに対応して事なきを得た。
 
22 吉田麻也 5.5
正確なロングフィードやグラウンダーのパスで前線の選手を走らせる。自陣ゴール前でのディフェンスは貫禄があったが、失点の場面では背後の選手に決められる痛恨の失態。

次ページ山口は中盤で攻守を引き締めて勝利に貢献。

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