【J1採点&寸評】磐田 2-1 大宮|意表を突くFK弾で魅せた俊輔と2得点に絡んだDF高橋に最高点

2017年09月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

磐田――最高点7でMOMはDFの高橋祥平。

【警告】磐田=中村俊(40分)、小川大(90分) 大宮=マテウス(65分)、大屋(87分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】高橋祥平(磐田)

[J1リーグ27節]磐田 2-1 大宮/9月23日/ヤマハ
 
【チーム採点・寸評】
磐田 6.5
全員が攻守両面でアグレッシブさを見せ、3試合ぶりの勝利。20分、中村俊がグラウンダーのFKを直接決め先制すると、28分には後方でのパス回しから右サイドを起点にスピーディーな攻めでムサエフが決め2点目。後半序盤は重心が低くなったが、失点に目を覚まし、最後まで追加点を狙った。課題としていたシュート数も14本で、名波監督は「合格点でしょう」と評価した。
 
【磐田|採点・寸評】
GK
21 カミンスキー 6
失点はマテウスの小さな振りにタイミングを外された。だが、それ以外は安定したプレーで守備を落ち着かせていた。
 
DF
3 藤田義明 6
怪我の大井に替わりCBで先発。ラインをよくコントロールし、課題の背後のケアについても成長を見せる。大井の不在を感じさせなかった。
 
5 櫻内 渚 6.5
高橋が上がった時のカバーも完璧。後半はタフネスを活かした果敢な上がりで、最も厄介なマテウスを押し下げた。惜しいシュートも。
 
35 森下 俊 6
相手が攻勢の時間もバタつくことなく、終始堅実な守備を見せる。藤田とのコミュニケーションもよく、ラインも整っていた。
 
41 高橋祥平 7 MAN OF THE MATCH
攻め上がった時の仕事ぶりが光る。ワンタッチパスや速いパスで、攻めのスイッチを入れチャンスを創出。2得点目はその真骨頂だった。守備でも決して後手に回らず素早い判断と読みで、前で相手の攻撃の芽を摘んだ。2試合失っていた前への推進力をチームにもたらしたという点でMOMに。
 
MF
13 宮崎智彦 6.5
アダイウトンを下げないことで攻勢を支える。プレス、パスカット、ルーズボールへの反応も鋭かった。後半は奥井の上がりに対応しながら裏をとり果敢にゴールを狙う。
 
40 川辺 駿 6(87分OUT)
特別目立つシーンはなかったが、前で攻めに絡み、後方のカバーを怠らず、常に的確なポジショニングで勝利に貢献。
 
8 ムサエフ 6.5
守備でも攻撃でも果敢な姿勢を貫く。決して足を止めずに、ボールへの執着心露わなプレーを続け、2試合連続ゴールで勝利に貢献。
 
10 中村俊輔 7(79分OUT)
疲れをまったく感じさせないプレーで"俊輔劇場"を展開。マーカーを翻弄し、軽々とかわしてラストパスをゴール前に送り込む。30メートルのFKを直接決めた先制点は、グラウンダーのキックで相手の意表を突いた。
 
15 アダイウトン 6.5(90+2分OUT)
ゴールはならなかったが、パスを収めるとゴール前へ仕掛け、敵を蹴散らしてシュートまで持っていくプレーは、チームが守備をする時間を少なくし仲間を楽にさせた。
 

次ページ磐田――攻守のアクションの反応がよく、磐田らしさを取り戻す。

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