長友佑都もついに放出!? インテルが「真夏の大リストラ」を敢行中

2017年08月14日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

メデルに続いて“ガビゴール”を。

去就が注目される長友。愛するクラブへの残留が第一希望だが……。(C)Getty Images

 40度を超える日が少なくないなど、猛暑が続いているイタリア。ミランが世界トップクラスのCBレオナルド・ボヌッチをはじめ実力者を次々に獲得する"熱の入った"大刷新を行なっている一方で、対照的に小規模な補強に留まっているのが、ライバルのインテルだ。
 
 ここまで獲得した新戦力は、司令塔ボルハ・バレロ(←フィオレンティーナ)、MFマティアス・ベシーノ(←フィオレンティーナ)、CBミラン・シュクリニアル(←サンプドリア)、第2GKのダニエレ・パデッリ(←トリノ)、そして8月9日に入団した左SBダウベルト(←ニース)という5人。さらにドルトムントの小兵ドリブラー、エムレ・モルとの契約に近づいているものの、ここにきて重心は"売り"のほうにシフトしつつある。
 
 まず8月11日には、3シーズンに渡って献身的な守備でチームを支えたMFガリー・メデルをトルコ王者ベジクタシュへ売却。ステーファノ・ピオーリ前政権時代には、MFだけでなくCBとしても重用されたものの、よりパスワークを重視するルチアーノ・スパレッティ新監督の就任で構想外となっていた。
 
 また、昨夏に2950万ユーロ(約38億円)という大枚をはたいて獲得しながら、1試合も先発出場がなかった"ガビゴール"ことガブリエウは、レンタルでの放出が濃厚だ。受け入れ先の有力候補は、ポルトガルのスポルティング。インテルは年俸270万ユーロ(約3億5000万円)を半々で持つ条件で貸し出そうとしているが、スポルティングには負担が大きく、まだ交渉はまとまっていない。
 
 1年目は期待を大きく裏切ったブラジル代表FWだが、まだ見切りはつけず、武者修行に出して欧州のサッカーに順応させる算段だ。
 
 新戦力のシュクリニアルが早々にフィットし、ミランダの相棒に収まりそうなCBでは、ジェイソン・ムリージョの退団が確定的だ。15-16シーズンはそのミランダとのコンビで鉄壁な守備を築いたものの、昨シーズンは失点に繋がるミスが散見され、信頼を勝ち取ることができなかった。買い取り義務付きのレンタルで、バレンシアヘの移籍が目前に迫っている。

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