【J1採点&寸評】大宮×仙台|MOMは逆転勝ちの立役者となった背番号10で文句なし

2017年05月14日 古田土恵介(サッカーダイジェスト)

大宮――復帰した菊地が助っ人キラーぶりを発揮。

【警告】大宮=瀬川(75分) 仙台=クリスラン(47分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】大前元紀(大宮)

[J1リーグ・11節]大宮 2-1 仙台/5月14日(日)/NACK
 
【チーム採点・寸評】
大宮 6
細かなミスが散見され、攻撃は手詰まりとなるシーンが多かった。特に前半は開始早々の瀬川のシュートだけが見せ場に。後半は立て直して流れを掴み、逆転勝ちしたために及第点と評価したが……。
 
【大宮|採点・寸評】
GK
21 塩田仁史 6
サポーターの声援を背にPKを見事にストップしたが、弾いたボールをキッカーのクリスランに詰められてしまった。その後はしっかりとセーブし、最少失点で勝利を手繰り寄せる。
 
DF
13 渡部大輔 5.5
ダイナミックな駆け上がりは影を潜め、永戸とのマッチアップでは後手を踏んでいた印象。同サイドでコンビを組んだマテウスとの連係も今ひとつだった。
 
4 山越康平 6
22分にクリスランを倒して、痛恨のPK献上。先制を許す結果となった。それでも60分にCKから起死回生の同点弾を決め、また相手の攻撃を撥ね返していたことも評価した。
 
2 菊地光将 6.5
久々の出場。武器の高さと強さでクリスランを抑え込むなど、外国籍選手キラーとして存在感を存分に発揮。最終ラインの統率という面でも頼もしかった。
 
22 和田拓也 5.5
ボールを保持し、高い位置へ上がった時には江坂や瀬川とスムーズなコンビネーションを見せた。守備面での不安定さ、とくに前半のプレーから0.5を減点した。
 
MF
23 金澤 慎 5(81分OUT)                                                                       
ボールホルダーへのアプローチ、危険なスペースを埋める判断が遅れてしまう場面が少なくなかった。普段と違って、フィルターとしての役目を果たせなかった。
 
40 茨田陽生 5.5
前半は守備に忙殺され、後半も満足のいくボール捌きはできなかったか。3列目から勇気を持って前へと飛び出す姿をもっと見たかった。
 
16 マテウス 5.5(74分OUT)
要求すれども、欲しい時に欲しいコースへとパスが届かず、なかなかボールを触れない状況にストレスを溜める。CKでボールを逸らして山越の同点弾をアシストした。
 
44 瀬川祐輔 6.5
前線からの精力的なチェイシング、スペースへの走り込みでチームに勢いをもたらす。サイドハーフよりもFWでより生きることを証明してみせた。

次ページ大宮――精力的なプレスを怠らなかった江坂も高評価。

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事