【バイエルン×R・マドリー|採点&寸評】C・ロナウドはまさに千両役者! ノイアーも大奮闘したが…

2017年04月13日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ハビ・マルティネス退場後は防戦一方に。

2失点を喫したバイエルン守備陣で孤軍奮闘したノイアー。再三のビッグセーブでピンチを何度も救った。(C)Getty Images

[CL準々決勝ファーストレグ]バイエルン 1-2 レアル・マドリー/4月12日/ミュンヘン
 
【バイエルン|採点&寸評】
チーム 5

前半は幸先良く先制点を奪ったうえ、相手に決定機を作らせなかった。だが、前半終了間際にビダルがラッキーな形で得たPKを失敗し、ハビ・マルティネスが退場した61分以降は防戦一方の展開に。3点目を奪われなかったのは不幸中の幸いだった。
 
監督 カルロ・アンチェロッティ 5
負傷欠場したレバンドフスキの代役としてCFで起用したミュラーが機能しなかったのは大きな誤算。同点弾を許した後にピッチに送り出したベルナト、D・コスタ、コマンはいずれもフィットせず、アセンシオ投入が効果てきめんだった敵将ジダンとは実に対照的だった。
 
[GK]
1 マヌエル・ノイアー 6.5

故障明けとは思えないほどのハイパフォーマンスを披露。とくに後半は圧巻で、56分にベイル、72分にベンゼマ、75分にC・ロナウドとBBCの至近弾を立て続けにセーブした。2失点は責められない。
 
[DF]
21 フィリップ・ラーム 5.5

内と外の2つのコースを使い分ける巧みなオーバーラップでロッベンをサポート。ただ、C・ロナウドに同点弾を許した47分の場面では、マークの受け渡しがやや中途半端だった。
 
8 ハビ・マルティネス 4.5
身を挺したシュートブロックでピンチを防ぐなど、プレーの内容はさほど悪くなかった。しかし、61分に2枚目のイエローカードを頂戴し、痛恨の退場……。
 
17 ジェローム・ボアテング 5
右足首を痛めたフンメルスに代わって先発。コンディションが万全ではなかったのか、ベンゼマに対して後手を回るシーンが目立った。得意のフィードも正確性を欠いた。
 
27 ダビド・アラバ 6
開始早々にミドルシュートを放つなど攻撃への意欲を示し、守備でもまずまず奮闘。バビ・マルティネス退場後はCBにポジションを移し、無難に対応した。
 
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

次ページCFで先発したミュラーは持ち味を発揮できず。

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事