「世界のストライカーTOP10」を投票選出! 1位に輝いたのは?

2017年01月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

スアレスは利己と利他が完璧なバランス。

(左から)スアレス、C・ロナウド、レバンドフスキ。(C)Rafa HUERTA、Getty Images

「世界のストライカーTOP10」の選出方法
・『ワールドサッカーダイジェスト』および『サッカーダイジェストWEB』海外担当の11名による投票。
・11名は近年のパフォーマンスや成績を元に1~10位をそれぞれ選出。
・1位が10ポイントで、以下の順位は1ポイントずつマイナス。ランキングはその集計。
・リオネル・メッシは例外的に対象外とした
・2016-2017成績はクラブでの公式戦通算で2017年1月27日現在
 
 
■1位(88ポイント)
ルイス・スアレス
(バルセロナ/ウルグアイ代表)
2016-2017成績:28試合・20得点・10アシスト
 
 健全なエゴイズムを持ち、時に泥臭く、時に華麗にネットを揺らす全能のストライカー。ゴール前での凄み、ポジショニング、決定力とすべてが図抜けており、感性のみ頼っているように見えるが敵の逆を取る動きなど実際はかなりの頭脳派で、DFにとってはもっとも厄介な「9番」だ。メッシ、ネイマールとも即興的に絡める万能性を備え、世界最高3トップ「MSN」を機能させる。今シーズンここまでの20得点・10アシストという成績は、調子の波の少なさ、そして利己と利他の完璧なバランスを証明している。
 
 
■2位(69ポイント)
クリスチアーノ・ロナウド
(レアル・マドリー/ポルトガル代表)
2016-2017成績:24試合・19得点・6アシスト
 
 かつてはトリッキーな足技で敵を翻弄して好機を作るウイングだったが、いまやゴールに執念を燃やすストライカーに変貌。マドリーではカリム・ベンゼマの献身もあって事実上のCFに君臨し、振りが小さく強烈極まりない両足、一時停止ボタンを押したかのような滞空時間のヘディングでシュートを撃ちまくり、高確率でゴールネットを揺らす。今シーズンはEURO2016での怪我と疲労もあり序盤こそ低調だったが、マドリード・ダービーとクラブワールドカップ決勝という大舞台でいずれもハットトリック。改めて勝負強さを見せつけている。2016年度のバロンドールを受賞した。
 
 
■3位(59ポイント)
ロベルト・レバンドフスキ
(バイエルン/ポーランド代表)
2016-2017成績:25試合・22得点・4アシスト
 
 基準点型CFとしての完成度は世界最高峰。ポジショニングに優れるうえにシュートレンジが広く、左右両足と頭でいずれも高い決定力を誇る。昨シーズンに記録した「9分間での5ゴール」はまさに圧巻だった。また、昨年12月はマインツ戦、CLアトレティコ・マドリー戦と2試合連続で直接FKを沈めるなど、最近はプレースキックの精度も上がっている。ポストワークやスペースメイキングなど周囲との連携も巧みで、今シーズンはトーマス・ミュラーが不振に喘ぐ中、バイエルン攻撃陣を力強くリードしている。

次ページ名将コンテの下で完全復活したD・コスタ。

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