【磐田】中村俊輔の決意全文。中田英、ストラカン、名波監督らとの出会いから…集大成の挑戦!

2017年01月18日 塚越 始(サッカーダイジェスト)

「さっき川又から『似合わないね』って言われたんで、『お前もな』と返してやりました(笑)」

中村は会見の席で、「『あいつがいて良かったな』と言われるように、ジュビロのために身を削ってでも貢献したいです」と語った。

 中村俊輔が1月13日、ヤマハスタジアムにて磐田の新加入選手記者会見に臨んだ。その会見後に応じたTV、報道陣との一問一答をまとめた。
 
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――これまでとは異なるユニホームを着た感想は?
 
 さっき川又から『似合わないね』って言われたんで、『お前もな』と返してやりました(笑)。でも過去にもセルティックの緑と白のユニホームを着た時、最初、自分ではしっくりこなかったけど、プレーをして、チームに貢献していくうちに、自分色に染まっていった。そうなっていければ良いかなと感じています。
 
――磐田への移籍を決断した決め手は?
 
 これだ、というのはなく、少しずつでした。やはりまず名波さんの存在が大きかったです。服部さんもですが、以前に一緒にプレーしていたというのは大きく、名波さんがおっしゃられていたように、別に代表の遠征中に普段部屋を行き来するような間柄ではなかったけど、グラウンドに立てば、人間性のところで分かり合えたり、感じ合えたりするところがあります。
 
 名波さんは何より選手のことを一番に考えてくれていると感じます。現役時代も自分のプレーだけを考えず、どうしたら味方が良いプレーをできるのかを考えて、チームの状況を察知して、今なにをすべきなのかを判断していました。客観的な立場に立って、全体を見てくれていました。
 
――磐田のファンにひと言、お願いします。
 
 期待は感じています。すべてに応えるのは難しいですが、やろうと思っていることはできるはずです。そのためにも、まずしっかり準備を整えます。年齢的にはあと何年もできるわけではないので、今季のスローガンの『つなぐ』という意味でも、いろいろと考え、若い選手だったり、ベテランだったり、何か感じてもらえるものをチームに還元していきたい。

 名波さんに長い間、監督をやってもらうためにも、それにジュビロが強くなり上に行くためにも、短い時間だとしても『あいつがいて良かったな』と言われるように、ジュビロのために身を削ってでも貢献したいです。

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