「JリーグのストライカーTOP10」を選出! 投票で1位に輝いたのは?

2017年01月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

図抜けた実績と貪欲さを誇る大久保。

(左から)大久保、レアンドロ、金崎。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

「JリーグのストライカーTOP10」の選出方法
・『サッカーダイジェスト』および『サッカーダイジェストWEB』の国内担当・10名による投票。
・10名は近年のパフォーマンスや成績を元に1~10位をそれぞれ選出
・1位が10ポイントで、以下の順位は1ポイントずつマイナス。ランキングはその集計。
 
 
■1位(79ポイント)
大久保嘉人
・所属クラブ:川崎フロンターレ→FC東京
・2016成績:J1=33試合・15得点・3アシスト、CS=1試合・0得点
 
 2016年シーズンはランク4位タイの15点に終わったが、2013年シーズンから史上初の3年連続でトップスコラーに輝き、通算171ゴールはJ1歴代最多。実績では他の追随を許さない。「俺によこせば決めてやる」という気概が半端なく、エリアや形を問わずにフィニッシュし、しかも高確率でゴールネットを揺らす。点を取るために心血を注ぐブレないストライカーは、新天地となるFC東京でも己の美学を貫くはずだ。
 
 
■2位(76ポイント)
レアンドロ
・所属クラブ:ヴィッセル神戸
・2016成績:J1=31試合・19得点・4アシスト、ルヴァン杯=5試合・2得点
 
 2016年は19ゴールを挙げ、ピーター・ウタカとともにJ1得点王に輝いた万能型の9番。柏レイソルやガンバ大阪時代を含めてコンスタントに結果を残せてきたのは、足元の技術や持って生まれた得点センスに加え、敵のデッドゾーンを見極めるたしかな戦術眼が備わっているから。点取り屋には珍しい利他的なメンタリティーは、ブラジルでは芽が出ずプロになったのは来日以降というキャリアゆえで、まさに「Jリーグのストライカー」だ。
 
 
■3位(48ポイント)
金崎夢生
・所属クラブ:鹿島アントラーズ
・2016成績:J1=30試合・10得点・7アシスト、CS=3試合・3得点、クラブW杯=4試合・2得点・1アシスト
 
 2016年はセカンドステージで不振に陥ったが、チャンピオンシップとクラブW杯で改めて勝負強さを見せつける。4-0からの一撃でも大喜びし、味方が得たPKを奪い取り、交代時に監督にも噛み付くなど、賛否はともかくその姿勢はまさに「ザ・ストライカー」で、ゴールへの執着心や貪欲さは群を抜いている。身体を張ったポストワークや力強いドリブルなど、フィニッシュ以外もハイクオリティーだ。

次ページ豊田は高さ、興梠は掴みにくい動きが持ち味。

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事