あの“銀河系戦士”はいま何してる? マドリーのレジェンドを追う

2016年12月12日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

銀河系軍団の主要キャストたちのセカンドキャリアを追う。

ジダンやフィーゴ、ロナウド、ベッカムなど錚々たるメンツが揃った2000年代初頭のマドリー。彼らの引退後の人生を見てみよう。 (C) Getty Images

 ロス・ガラクティコス(銀河系軍団)――。2000年以降の大型補強によってレアル・マドリーに集結した、第一次フロレンティーノ・ペレス会長時代におけるスターチームの通称だ。当時の主要キャストは現役引退後、それぞれどんな道を歩んでいるのか。追跡した。
 
 指導者としていまもクラブに従事しているのが、それぞれトップチームとU-19を率いるジネディーヌ・ジダンとグティだ。前者はスポーツディレクターやカスティージャ(Bチーム)の監督、後者はU-12とU-18のコーチを経て現職に至っている。
 
 指導者ではないものの、今年8月からクラブの親善大使のような役目を担っているのが元祖フェノーメノことロナウド。ポーカー・プレーヤーとしての顔も持つ彼は、2011年にサンパウロに設立したスポーツマーケティング会社『9ine』、北米リーグ(MLSの下部リーグに相当)のフォートローダーデイルの共同オーナーも務める。
 
 下部組織の技術顧問という立場にあるロベルト・カルロスとともに、この2人はブラジルのTV局『グローボ』でも活躍中で、ロナウドは代表戦の試合で時折解説者を任され、R・カルロスはスポーツ番組にたびたび出演している。
 
 カルロ・アンチェロッティ時代にアシスタントコーチとして帰還したフェルナンド・イエロは、今年6月に1年契約でオビエド(2部)の監督に就任。ちなみにチームは、12月10日時点で6位につける。
 
 2015年のFIFA会長選に立候補して話題を集めたルイス・フィーゴは、チャリティーマッチに参加したり、人材の発掘・育成を目的としたイベントを主催したりと、現在もサッカーのフィールドで活動中だ。
 
 2014年にMLS参入を目的としたサッカークラブをマイアミに設立したのが、デイビッド・ベッカム。タレント業をこなしながら、ユニセフ親善大使としての任務にも力を注いでいる。

【写真】レアル・マドリー IN JAPAN(1998~2005)

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