【南米クラシコ展望】最高の状態で臨むブラジルか? メッシ復帰で巻き返しを期すアルゼンチンか?

2016年11月10日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ブラジル:チッチ政権誕生後は破竹の4連勝。

両国のカギを握るネイマール(左)とメッシ(右)。バルセロナで切磋琢磨する2人は、果たして母国を勝利に導けるか? (C) Getty Images

 チッチが新監督に就任してから4戦全勝と上昇気流に乗るブラジルは、ほぼ最高の状態で「南米クラシコ」(11月10日のワールドカップ南米予選11節)に臨めるだろう。

 出場停止のペナルティーを前節で消化した大黒柱のネイマールが戻ってくるうえ、怪我で離脱していたドグラス・コスタも復帰。怪我明けのカゼミーロの出場は微妙だが、アンカーはマンチェスター・Cで好調を維持するフェルナンジーニョで十分に埋まる。
 
 チッチの下でセレソン・デビューを飾り、4試合・4得点と爆発しているCFの新星ガブリエウ・ジェズスをはじめ攻撃陣は好調を維持しているだけに、ミランダを軸とする守備ブロックが、リオネル・メッシ擁するアルゼンチンの豪華アタッカーたちをどこまで抑えられるかが、大きなポイントに なるだろう。
 
 守備にある程度重きを置くなら、メッシと対峙する可能性の高い左SBは、マルセロではなくフィリペ・ルイスを起用するケースも十分に考えられる。
 
 会場は2年前のワールドカップでドイツに1-7の惨敗を喫したミネイロン。最大のライバルを叩き潰して悪しきイメージを払拭しようと、選手のモチベーションも高いはずだ。
 
【11月の招集メンバー】
GK
アリソン(ローマ=ITA)
ウェベルトン(アトレチコPR)
アレックス・ムラーリャ(フラメンゴ)
 
DF
ダニエウ・アウベス(ユベントス=ITA)
チアゴ・シウバ(パリSG=FRA)
マルセロ(レアル・マドリー=SPA)
ミランダ(インテル=ITA)
フィリペ・ルイス(アトレティコ・マドリー=SPA)
マルキーニョス(パリSG=FRA)
ジウ(山東魯能泰山=CHN)
ロドリゴ・カイオ(サンパウロ)
ファグネル(コリンチャンス)
 
MF
ウィリアン(チェルシー=ENG)
パウリーニョ(広州恒大=CHN)
フェルナンジーニョ(マンチェスター・C=ENG)
フィリッペ・コウチーニョ(リバプール=ENG)
レナト・アウグスト(北京国安=CHN)
ルーカス・リマ(サントス)
カゼミーロ(レアル・マドリー=SPA)
ジウリアーノ(ゼニト=RUS)
 
FW
ネイマール(バルセロナ=SPA)
ドグラス・コスタ(バイエルン=GER)
ロベルト・フィルミーノ(リバプール=ENG)
ガブリエウ・ジェズス(パルメイラス)

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