メッシやマラドーナを彷彿!? バルサB所属の18歳がリーガ・デビュー間近だ

2016年10月25日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

バルサの未来のスーパースター候補。

プレシーズンにはトップチームに帯同し、試合にも出場したアレーニャ。順調に成長すれば、将来的にバルサの主軸を担いうる逸材だ。 (C) Getty Images

 白熱の好ゲームが展開されたリーガ・エスパニョーラ第9節、10月22日のバレンシア対バルセロナ。2-2の同点で迎えたロスタイムに、リーガの歴代最多得点記録保持者であるリオネル・メッシと、同じくリーガの歴代最多PKストップ記録を誇るジエゴ・アウベスのPK対決が実現するなど、最後まで目が離せない一戦となったが(結果はメッシに軍配が上がり、バルサが3-2で勝利)、注目すべきはキックオフ前に発表されたバルサのメンバーリストにもあった――。
 
 バレンシア戦のリストにあった驚きの名前。それは8試合連続で招集外となっていたDFのアレイシュ・ビダル、ではない。
 
 背番号28、カルレス・アレーニャ――。「バルサの未来のスーパースター候補」と言われるBチーム所属の18歳の天才が、リーガでは初めてトップチームに招集されたのだ。
 
 8歳でバルサのカンテラ(下部組織)に入り、各年代のスペイン代表で活躍してきたセントラルMF。ここまでのキャリアのハイライトは、なんといっても昨シーズンのUEFAユースリーグ(ASローマ戦)で見せた「4人抜きゴール」だろう(当時17歳)。単独で局面を打開してみせたそのゴールは、かつてメッシが披露した"5人抜き"を連想させた。
 
 今回の招集は怪我人が続出してトップチームの選手が17人になってしまった影響がたぶんにあるが、ルイス・エンリケ監督がその才能を高く評価しているのは間違いない。
 
 事実、指揮官は昨シーズンのコパ・デル・レイ(バレンシアとの準決勝第2レグ)でも、当時まだフベニールA(17~20歳のカテゴリー)の所属だったアレーニャをトップチームに招集しているのだ。
 

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