【J1採点&寸評】浦和 × G大阪|槙野にパンチを見舞い退場したアデミウソンに最低点。浦和が一方的展開でG大阪を粉砕!

2016年10月01日 サッカーダイジェスト編集部

浦和――与えた決定機はゼロ。阿部の最年少J1通算500試合出場達成を“完勝”で飾る。

【警告】浦和=なし G大阪=遠藤(54分)、藤本(90+3分)
【退場】アデミウソン(59分)
【MAN OF THE MATCH】武藤雄樹(浦和)

【チーム採点・寸評】
浦和 7
GKから最前線まで、全員が連動し合って開始6分に先制点を奪取。幸先良いスタートを切って、相手に大きなダメージを与えると、その後も終始主導権を握り続けた。アデミウソンの退場劇もあり、終わってみれば、今季最多タイの4点を奪い、守備面でも一度も決定機を作らせず、一方的な試合展開となった。

【浦和 4-0 G大阪 PHOTO】ハリル御前試合、 浦和が宿敵相手に4発快勝!
 
【浦和|採点・寸評】
GK
1 西川周作 6.5
先制ゴールは彼のキックから始まった。数少ないチャンスに懸けてくる相手の倉田のシュートを確実に止める。枠内シュートはその1本だけで、ほとんどボールが飛んでこなかった。

DF
5 槙野智章 6.5
宇賀神との"阿吽の呼吸"で崩し、左サイドから力強く攻撃を推進した。途中からサイドに張り出してきたアデミウソンとの1対1にも冷静に対応。イライラした相手がレッドカードで退場に。その後も呉屋のスピードを封じた。

6 遠藤 航 6.5
リーグ戦約1か月(4試合)ぶりの先発。長沢らとの1対1の対応や数的不利になりかけた場面でも守備の安定感があった。ただパスをつなげる時にロングボールを選択することが多く、指揮官が首をひねる場面も見られた点は今後の課題か。

46 森脇良太 7
相手の4バックとボランチの間にできたギャップで効果的にボールを受け、攻撃の起点として機能。駒井と連動しあって藤春に一度もオーバーラップを許さなかった。終盤には攻撃参加から宇賀神の得点をアシスト。ほぼパーフェクトと言えるぐらいプレーの質が高かった。

MF
18 駒井善成 6.5
サイドで上手くタメを作ってDFを呼び込み、先制ゴールにつなげた。さらに宇賀神とズラタンのゴールにも絡むなど、計3点に絡む活躍を見せた。33分にはドリブルで約30メートル持ち上がりシュートを放つなどカットインも効果的だった。今度は得点やアシストなどに絡みたい。

10 柏木陽介 6.5 (84 分 OUT)
井手口や遠藤のマークをかわして、起点となる。一度ボールを失いカウンターを食らったものの、ビルドアップではほとんどミスなく、ボールを奪えそうで奪えない間合いと精度の高いパスで相手を困惑させ続けた。

22 阿部勇樹 6
相手が狙うカウンターの"芽"を摘み、ゴール前のピンチでもアデミウソンや倉田をブロック。史上4人目、35歳25日と最年少でのJ1通算500試合出場達成を白星で飾った。「デビュー戦もG大阪戦で負けていただけに、今回勝てて良かった。でも、まだ試合は続くので、一緒に戦っていきましょう」とサポーターに呼びかけた。

次ページ浦和――1得点・1アシストの武藤がMOM。流れを引き寄せた高木も高く評価。

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